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新緑の奥飛騨ひとり旅①~上高地・今回は徳澤園へ~

新緑の季節は、緑がたくさんある所に行きたくなります。
ということで、下記日程で岐阜県の奥飛騨方面へ行ってきました。

5/19(木) 勤務終了後、最終のワイドビューひだで高山市まで移動。ホテル呉竹荘高山駅前に宿泊。
5/20(金) 上高地へ。平湯温泉の平湯館に宿泊。
5/21(土) 新穂高ロープウェイに乗車。

上高地と新穂高ロープウェイが2大メインイベントでしたが、今回は上高地についてになります。

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河童橋周辺から明神まで

上高地は大好きで、このブログでも既に2回書いており、上高地への想い?や私にとっての王道コースの詳細は最初の記事に書いています。

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そして、その翌年にも乗鞍岳登山とセットで上高地へ行きました。

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それ以降、コロナやらなんやらで行けておらず、今回は3年ぶりの上高地になります。

この2回とも「いつものコース」で、バスを大正池で下車し、明神で折り返すというコースでしたが、今回は、大正池はスキップし、上高地バスターミナルで下車して徳沢まで行くコースにしてみました。

観光客は明神で折り返すことが多く、明神から奥は登山者向けと言われており、2013年に涸沢カールまで登山したのですが、その時に初めて明神より奥に進んで、徳沢にある徳澤園に登山前の前泊で宿泊したのでした。
またいつか徳澤園まで行きたいと思っていたので、今回は徳沢まで行ってみることにしました。

上高地バスターミナルを降りて、その横を流れる梓川に出ると、上高地の主役・穂高連邦が見えます。

 

前回2回とも快晴でしたが、今回は曇りで天候渋めです・・・
穂高全体が見えてるだけ、まだ良いですが。

上高地の観光中心地の河童橋。

ここですかさず、上高地のライブカメラをチェック。
天気と景色の見え具合の確認のために、この旅行の数日前から1日に何回も、新穂高ロープウェイと上高地のライブカメラをチェックしていたのです。

河童橋からの穂高の絶景は目もくれず、スマホでライブカメラの画像をチェックして「おっ、映ってる映ってる。動いてる。」と一人ほくそ笑む怪しいヤツ(↓の画像、橋の中ほど)

河童橋から明神へは「いつものコース」で梓川右岸道へ。
ホテル白樺荘北側にある展望台からしばし穂高を眺めます。

木道を歩いて行きます。

右岸コース見所、岳沢湿原。今回は動画で。

あとは、いつも全く同じ所で写真を撮りがちなので、違う場所で撮ろうと心がけていました・・・。

明神橋からの眺め。

明神近くになると、見頃を迎えていたニリンソウがたくさん咲いていました。

今回、徳沢まで行くコースにしたのは、明神から徳沢までのニリンソウが綺麗に咲いているという情報を見たこともあるのでした。
ニリンソウとは、名前の通り、1つの茎から2輪花が咲く、白くて可愛らしい花です。

まれに緑色のニリンソウもあり、四葉のクローバーと同じく、みつけたらラッキー♪と言われているらしいです。

明神館周辺に到着しました。

この時点で10:30くらいでしたが、とにかく朝が早く、6時前に起きて7時に高山を出るバスに乗ったため、既にお腹ぺこぺこで。明神館でぜんざいを食べて行くことにしました。

名古屋の方では、既に暑くなり始めて薄手の長袖シャツ1枚で出歩いている気候でしたが、山の方はまだまだ寒かったので、暖かくて甘いぜんざいがとても美味しかったです。
お腹が満たされて、明神から1時間ほどの徳沢まで頑張れそうです。

明神から徳沢まで

明神館の前にある案内板

通常はここで、向かって右手側の上高地バス停方面へと折り返しますが、今回は左手側に徳沢方面へ進みます。

ニリンソウが白いカーペットのように辺り一面咲いていて綺麗~

徳沢方面へ行ったのは、9年前の涸沢登山のときが最初で最後。
とりたてて面白い道でもなかったような?という記憶だったのですが、どうもその時は、翌日の涸沢登山を控えて、とりあえず早く徳澤園に着こうと、景色より歩くことに集中していたようで、徳沢を目的地としてゆっくり歩くと、やっぱり上高地らしく良い景色の道でした。

基本的には、一般的な里山のような道ですが

横には川が流れ

左手側には常に穂高が顔をのぞかせています。

徳沢近くになってくると、急に視界が開ける場所があり、ここからの景色が素晴らしかったです。
明神より手前のエリアでは見えなかった、屏風の頭や大天井岳、中天井岳などが見えてきます。

明神から歩いて1時間ほどで徳沢に着きました。

徳沢にもニリンソウがたくさん咲いています。

徳澤園のキャンプ場。
昔は牧場だったところなので、草が長めでシュラフで寝やすいと聞いたことがあります・・・

徳澤園の敷地内にすごくオシャレな建物があって気になりました。

徳澤園に「ぶらキャン」というサービスがあり、このぶらキャン利用者が使える施設のようです。
おしゃれなバーのようになっていて、気になる~(でも、徳澤園本体に泊まるより高い…)

徳澤園。
9年前に宿泊しましたが、内装も良い感じのレトロさで隅から隅まで本当に素敵な宿(一応、山小屋)でした。
あれからリニューアルしてイマドキな内装の相部屋もあるようで、また泊まってみたい。

徳澤園の喫茶室、みちくさ食堂でカレーを食べました。

徳澤園から見える山。

喫茶室の店内で、テラスで、前の広場で、たくさんの人たちが高原の風に吹かれながら思い思いにのんびりゆったりと過ごしている、とても気持ちの良い空間でした。

徳澤園を後にして明神まで戻り、明神からはいつもの梓川左岸コースで河童橋方面へ戻りました。
梓川右岸コースの方が見どころが多いですが、少し距離が長いのと、木道が多くて落ちないように注意力が必要なので、帰りはやっぱり左岸コースで、となります。
こちらも明神近くではニリンソウが綺麗に咲いていました。

上高地のお猿さんたち

今回は、前回や前々回行ったときの快晴とは違って、終始曇り空で、そこはちょっとガッカリので、お猿さんたちに会えるとテンション上がるのにな~と思っていました。
この時に会ったユーモラスなお猿さんたちを思い出していました。

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明神から河童橋へ向かうときも、おもむろに2匹のお猿さんが道の真ん中に出てきてどかっと座り始めたので

周りに誰もおらず1人で歩いていた私の方がビビってしまい、思いっきり私の方が道の端に寄ってよけて歩きました。

そして、すれ違うときは「どうも、こんにちは~」とヘコヘコと会釈をするという気の使いよう。
お猿さんはキョトン顔でした。

以前、バリ島の火山・バトゥール山に登ったときに、猿に襲われたことがあるのでちょっとトラウマなのでした。
襲われたというか、完全に私が悪かったのです。
火口近くに現れたお猿さんの軍団の画像を、他の観光客同様に嬉々として撮っていたのですが

       バトゥール山のお猿さんたち
ドンっと何かにぶつかられる衝動があって「えっ、何々!?何が起こったの???」と一瞬わけが分からなくなりました。
次の瞬間見えたのは、私の登山用オヤツが入ったジップバッグをお猿さんが咥えて、火口の奥底へと駆け下りていくところ(笑)

近くにいた欧米人観光客が笑いながら「バッグのチャック開けたままにしていたらだめよ~」と教えてくれました。
そうです、肩からかけたショルダーバッグのチャックが全開で、おやつのお菓子の袋が丸見えだったのでした。
そりゃ、お猿さんもおやつ狙ってきますよね。
そんな風にすることは無いかもしれませんが、もしお菓子とパスポートを同じジップバッグに入れていたとしたら、パスポートまで火口の奥底に引きずり込まれるところでした。
野生動物と接するときは何かと注意しないといけないなと思ったのでした。

…と、お猿さんに会いたがっていたくせに、ビビってしまったという話になってしまいましたが、食べ物見せびらかして歩かない限り、上高地のお猿さんは人間に対して無関心なので大丈夫です。
近くにくるとビビってしまうけれど、また会いたいな。

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