C’est beau la vie.  Life is Beautiful.  人生は美しい。

キャンプデビュー!桜満開のRECAMP養老

ここ1年くらい、熊野三山、高野山、江ノ島、壱岐島や沖縄・那覇での龍神巡りなど、聖地巡礼的な旅が多くて、そちらの方が中心になるのかと思いきや・・・ 突然また別のブームがやってきました!
キャンプブームです。
登山をやっていたので興味はあったものの、ペーパードライバーの私には無縁のレジャーかと思っていました。
でも、YouTubeを見ていると、公共交通機関を使い、ザックやスーツケースで全てのキャンプ道具を運ぶ徒歩キャンパーの女性達が情報発信をしていて、私にもできるかも!と思い始めました。
元々、登山でザックやヘッドランプ、小屋泊の自炊用のシングルバーナーやコッヘルなどの調理器具類を持っていたし、登山とは別の用途でアウトドアメーカーのイスカのシュラフもあり、ある程度の道具は持っているから全くの初心者よりは始めやすいのでは?というのもありました。

ここ1か月くらいは、テントなどのギアについてと徒歩キャンプ候補地探しのために、毎日YouTubeでキャンプ系の動画を見漁り、注文したギアも毎日のように届くので開封して組み立ててみたり、一気に物が増えるので並行して部屋の収納を見直ししたり・・・と怒涛の生活をしていました。

そして、乗鞍登山なども一緒に行ったYちゃんが前から「いつテント買うの?あなたが買うの待ってるんだけど」と言ってくれてることもあり、まずはキャンプ歴20年以上のYちゃんとグルソロキャン(グループ・ソロ・キャンプ)でデビューすることにしました。
反省点は後ほど詳細説明しますが、色々不足点があったのでやっぱりいきなり完全ソロキャンプじゃなくて良かったです。

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RECAMP養老

今回、RECAMP養老にしたのは、高規格キャンプ場で設備が綺麗でなんでも揃っていて(その分、価格は高い)、養老公園の中にあり桜がたくさんあるからでした。2人の都合が合って予定していた4/5頃は、ちょうと桜が満開の予想でした。

養老公園は元々桜の名所として有名なようですが、その公園内にあるだけあり、こんなに桜がたくさんあるキャンプ場は他にはないんじゃないか!?というくらい桜に囲まれていて、それがちょうど見頃だったため、素晴らしい景色でした。

今回予約したサイトは、ホール6のF6-11というサイトですが

このサイトから見える景色はこのような感じ

左端に写っているワンちゃんは、Yちゃんの愛犬・チェリーちゃん。
ボーダーコリーやシェルティーのような見た目で、ハスキーも入っているミックス犬で、中型~大型犬に相当しますが、なんと年齢は19歳!(中型犬の平均寿命は13歳くらい) 人間で言うと、ゆうに100歳は超えているというお婆ちゃん犬です。

もう目も見えないし、耳も聞こえないようですが、YちゃんがSUPやキャンプなどお出かけの際はバタバタしている気配を感じ、自分も連れて行ってもらえるとソワソワし始めるそうです。

このサイトから逆方向の山側を見た景色。

このFサイトを一段下におりた所にあるAサイトも桜にぐるっと囲まれていて素敵でした。

こちらは管理棟▼

この中には、受付・売店と

トイレ、シャワールームがあります。
女性用シャワールームは3つあり、ドライヤーも完備しています。

こちらの建物は24時間冷暖房が効いており、受付が19時でクローズした後も、スタッフの方がこの建物内の事務所で24時間常駐していて、何かあった場合も安心です。

売店には養老ビールなど地元のクラフトビールも販売されています。いずれも瓶ですが、栓抜きがショーケースの隣に置いてありました。
食品は、岐阜タンメンのカップラーメンなど簡単なもののみありました。

ドタバタだった初キャンプ

RECAMP養老自体は、新しくて綺麗で桜満載の素敵なキャンプ場でしたが、私のキャンプデビューについては、最初のキャンプからすべてがうまくいくはずはなく、想定外のことが多かったのでした・・・

グルソロキャン

まずは、今回のキャンプスタイル?から紹介です。
グループ・ソロ・キャンプということでテントはそれぞれソロ用のものを張りました。

よりソロ感が出るようにというYちゃんの配慮により(笑)、Yちゃんの車を挟んでテント建ててます。

車の乗り入れ可能なオートサイトだったこともあり、周りは大きなファミリー用テントばかりだったので、ちょっと異色なサイトになりました(笑) 

私の初張りテントはNaturehikeのCloud Up2で、まぁまぁうまく張れているのではないでしょうか。

初心者としては、テントをうまく組み立てられるのかが心配で、とにかく設営が簡単なものが良いと思って探していました。あとは徒歩キャンプ前提なので、とにかく軽量。
それで、月明りの中でも簡単に設営できることが名前の由来のモンベルのムーンライトにいきあたり、店頭に見に行ったのですが、思ったより収納後のサイズが大きく、手に持った感じもずっしりしてかなり迷いました。
ネットで探していたところ、このNaturehikeのCloud Up2がムーンライトとつくりがそっくりなのに(いわゆるパクリ、パチモン)、重量が1kg近く軽く、グランドシートも付属でお値段が1/3だったため、とりあえずこちらでいいやと思って購入しました。
そのため、組み立ては難しくなく、ほとんど焦ることなく設営・撤収することができました。まぁ細かい所はちょっと違うかも?というところありますが・・・

今回、泊まってみて強風などにおののき、これが雨だったらどうなることか・・・という場面も多く、「こういうテントがいい!」というのが分かったので、今はまた別のテントを注文中です。
そういう意味では、ファーストテントはお安く入手できて良かったです。
モンベルは好きなメーカーですし、応援したい企業ですので、別のところでモンベルに課金したいと思っています・・・

テントの中はこんな感じです。
ザックとスーツケース、どちらも中に入れることができました。

実際に寝る際は、ザックとスーツケースの位置は入れ替えました。
手前の方に頭がきて、手元に色々置いておくので、そのスペースが広く使えるザックが手前にある方が良かったです。

グルソロキャンは、ご飯食べるときもそれぞれ好きな時間に各自準備したものを食べるという形式のようですが、Yちゃんとは30年来の付き合いということもあり、このような距離感で向かいあって夕食タイムを実施。

夕食メニューはそれぞれのものですが、私は数回の山小屋自炊を経験した後、「色々やってみるより、カップラーメンとポテチでビール飲むのが簡単で美味しくて最高。普段は罪悪感いっぱいの組み合わせで絶対やれないし」という心境に至ったので、
①肉まん(コッヘル用蒸し網を購入して蒸す)と小さいカップラーメンでビールを飲み(野菜不足なので他に市販のキャベツマリネを持参)
②帆立の貝紐など乾きもので日本酒を飲む
という感じでした。
今後もこういうレベルでいいかな~と思っています・・・

そのため、超シンプルな私のサイト▼と比較して


寒かったのでシェラカップで温めた日本酒が最高でした

Yちゃんのサイトは何から物がいっぱいあって、バーニャカウダやら、カマンベールチーズのチーズフォンデュやら、色んな食べ物が次から次へと出てきました。

手前のストーブは備長炭を使うもので、これで餅を焼いて

ぜんざいを振る舞ってくれました。お餅の焼き加減も良く、暖かくて最高でした。

しかし、このストーブにより、大変なことが起こったのでした・・・

大変だったこと:強風

まず、今回のキャンプで大変だったのが強風。
元々、風が強めな日だったのですが、↓のような地形的に

山から吹き下りてきた風が大直撃!という感じでした。
軽めのものは全て押さえていないと、すぐに飛んで行ってしまいます。
撤収時に、道具を入れていたいくつかの袋やポーチが無いことに気付いて、周辺を探したら、強風で吹き飛ばされたようで隣のサイトにお邪魔したりしていました・・・

そして、軽いと思っていかなった、チェアまで席を立った途端に吹き飛ばされました。
私の購入したばかりのヘリノックスのグランドチェアが下のサイトまで舞い飛んでいき、焦りました(人を直撃すると危ないので、誰もいない場所で良かった・・・)

そして、Yちゃんも、中古ショップで12000円で購入して今回初使用だったヘリノックスのチェアワンが立った途端に吹き飛び、前述の備長炭のストーブに突っ込んで、お尻の所が燃えて穴が開いてました。

「おまる」のようになってます・・・

昼間だけでなく、夕食時もYちゃんが愛犬の様子を見に行こうと席を立った途端にまた吹き飛んでストーブに突っ込み、こぼれたワインにも引火してました。
そのため、ストーブ前にいた私の視界のすべてが突然に火に囲まれた囲まれた形になり、防寒で巻いていたエマージェンシーシートからもパチパチした音が聞こえ、一瞬何が起こったのか「?????」という感じになりました。
まじで「あ、人生終わったかも・・・」と思いました。

次の瞬間見えたのは、Yちゃんが一部が燃えているチェアを持ち上げて振って鎮火しているところで、やっと状況を理解したのでした。
またチェアの同じ部分が燃えて、さらに穴が広がったようです💦

強風を甘く見てはいけないですね~

シングルバーナーも火をつけても強風ですぐに消えてしまうので、何回も火をつけなおすことをやってたら予備のガス缶のガスまで無くなり、急遽Yちゃんのバーナーを借りたのでした。

大変だったこと:寒さ

花見の時って、春といえども、まだまだかなり寒かったりしますよね。
今回も、夜中は最低気温4℃まで下がる予報だったので対策をしていきましたが、まだ甘かったなと思います。

前述の通り、かなりの強風だったので、それで余計に体温奪われて、夕食のときとか辛かったです。
とにかく寒いとしか感じない感じ・・・

春先だから、これは大げさかな?と思いつつ、Amazonのスマイルセールで少し安くなっていたこともあり、念のため買っておいたNaturehikeのダウンパンツがかなり救世主でした。

このダウンパンツが無ければどんなことになっていたか!?と思うくらい。
それを思うと、上半身はユニクロのウルトラダウンでの防寒対策だったため、ちょっと寒く感じました。
もし秋冬までキャンプブームが続いていたら、モンベルのライトダウンを購入したいと思っています。

あとは、マグマというカイロがキャンパー御用達と知って、をれを貼りまくったり。

Yちゃんは、地面からの底冷えをかなり懸念していました。
自分は底冷え対策に脚が長めのコッド(簡易ベッドのようなもの)を持ってきているから良いものの、もし途中でどうしようもなくなったら車の中で寝なよ~と言ってくれました。
実際は、昔、お盆の涸沢で山小屋の激混みを避けるために常設テントとレンタルしたシュラフで寝た際に、床が硬くて寝れなかったトラウマにより、クローズドセルマットとエアマットの両方使いをした成果、底冷えによる寒さは感じませんでした。
朝方は寒さを感じたため、Yちゃんからあらかじめ借りていた毛布をシュラフの上から使用しました。

クローズドセルマットは、デニッシュブルーというブランドのものですが、断熱性にこだわったものだったので効果高かったのかもしれません。

エアマットも、モンベルのU.L.コンフォートシステム エアパッドというもので、R値という断熱性を示す数値が表示されているものでした。

キャンプデビューまとめ

連日キャンプ系動画を見て、知識はたくさん仕入れたつもりでしたが、足りないものが色々あって、一緒に行ったYちゃんに、ペグ、ガスバーナー、防寒用の毛布を借りたのでした。
どれもそれなりに致命的なもののため、キャンプデビューが完全な徒歩ソロキャンプじゃなくて、ほんと良かったです。

強風を遮るものがなく、全てのものを押さえていないといけないし、更に寒さが増すし、今回は晴れていたけれどもこれが雨だったら、どこでご飯作って食べる??と考えると、広めの前室があるテントが良いなと思い、POMPLYのDune Soloというテントを注文中です。

https://www.pomolygears.com

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強風と寒さに翻弄された初キャンプでしたが、まだ引き続きキャンプ動画見たり、足りない物を次々に買い足したりしているので、懲りた訳ではなく、モチベーションは上がったままだと思います。
夜は地響きのような風の音がして、テントの壁が揺れて顔にペチペチ当たって寝れたもんじゃなかったのですが、真夜中にはすっかり落ち着いて静寂に包まれました。そして、朝方に色々な鳥の声が聞こえてきて、それが桃源郷感あって何とも幸せな気分になりましたので、それですべてがチャラになった感じかもしれません。

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