中古マンション購入記の日程一覧はこちらのページにあります。
以前の記事で、3ヵ月以上ぶりの更新になったことの理由として、突然去年の夏、家活を始めて中古マンション購入をしてバタバタだったからと書きましたが [sitecard subtitle=関連記事 url=https://seborabi.co[…]
内覧 マンションA
中古マンション購入本などを詰め込みで読み、購入したいマンションの条件が決まったため、SUUMOやライフルホームズのサイトで検索を始め、「もう絶対、ここがいい!」というマンションがみつかりました。
そのため、検索サイトの連絡欄から、担当不動産会社へこの物件に興味があることを連絡したところ、折り返し、営業担当の方から電話があり、さっそくその週末の日曜日に内覧に行くことになりました。
しかし! 内覧2日前に、営業さんから「ペット可だと思っていたらペット不可でした。すみません。」という連絡が・・・ 売り主の不動産会社が誤った情報を流してしまっていたようです。
どうしますか?ときかれたのですが、マンション購入の理由の1つがペット飼育だったため、その物件は諦めることにして、内覧は一旦キャンセルしました。
また1から探し直しだぁ・・・と思いながら、検索サイトで探し始めました。
そうしたところ、新着物件でとても気になるマンションが。
職場に通いやすいことも条件でしたが、職場まで徒歩10分ほどの近すぎてちょっと嫌だというくらいの距離。
営業さんもすぐに探してくれたようで、同日中に3件ほど物件の紹介メールが送られてきたのですが、私が気になったマンションもその中に含まれていたため、さっそくそのマンションを元々最初の希望マンションを内覧に行く予定だった2日後の日曜日に見に行くことになりました。
こちらをマンションAとします。
【立地】地下鉄の駅2駅までそれぞれ徒歩5分前後。職場まで徒歩約10分。大型スーパーまで徒歩約5分。
【状況】3年前の前の住人の入居時に売り主の不動産会社によりフルリノベーション済。
【広さ】約65平米の3LDK
【マンションの規模】小規模 エレベーターなし
【築年数】約35年
検索サイトの画像では、外観は「なぜこの色!?」と思うような壁の色に見えたのですが、実際見たら普通の色だったので一安心。
部屋の中に入ってみた感じは、うーん、ちょっとガッカリ。
要因としては、検索サイトの部屋の画像が広角レンズで撮ってあって実際よりも広く見えてしまうので、「えっ、狭い???」と思ってしまったのです。
今までワンルームにしか住んだことがなく、賃貸で内覧に行くときもワンルームしか見ていないので、3LDKと聞くと、どうしてもドラマなどに出てくるようなマンションの部屋を想像してしまいますしね。
あとは、3年前にフルリノベーションされているということで、それなりにピカピカなのかと想像してしまいますが、壁紙などが結構ボロボロだったこと。床も一部変色している箇所が。
あとは、和室が一部屋あって、そこに立派過ぎる床の間が・・・
その南側にある部屋は、フルリノベーション時に洋室に変更したようですが、隣の和室の畳と同じ高さの床になっている・・・ それゆえ、隣接するリビングのフローリングの床とは段差がある状態。そして、和室だった時のちょい和風な壁紙が残っている・・・
また、和室と元和室の洋室の間と、各部屋の入口は、すべて襖で仕切られてる・・・
とーっても微妙なリノベーション具合だと感じました。
そして、南向きのリビングの窓の外には川が流れています。
小さい川ですが、思っていたよりも綺麗で、時折、野鳥が横切っていきます。
そして、目の前を遮るものがないため、陽当たりは最高です。
内覧 マンションB
【立地】地下鉄の1駅まで徒歩5分前後。職場の最寄り駅まで乗り換えなし。スーパーまで徒歩10分弱。
【状況】前の住人が住んでいた当時のまま。
【広さ】約50平米の2LDK
【マンションの規模】小規模 エレベーターなし
【築年数】約40年
こちらのマンションのある場所は、大きなくくりで言うと、名古屋の人気住宅エリアです。
超高級住宅街を含むエリアですが、その端っこのような場所です。
通っていた短大がそれなりに近くて、友達もこのマンションBの近くに住んでいたり、当時お気に入りのカフェがあったりで、学生時代にチャリでよく来ていた場所でもあり、雰囲気も好きだったエリアです。
ただ、マンションBの部屋はあまり良い印象ではありませんでした。
約50平米で住宅ローン減税適用外の狭めの広さということと、前の住人が住まれていたままなので、ボロッボロでした。フルリフォームすること前提ですが、綺麗な部屋を想像しづらいくらいの寂れ感・・・
ただ、却下の決め手となったのは、電気温水器。
湯船につかるのは1週間に1回程度で、電気温水器であること自体は良いのですが、置いてある場所が部屋全体の真ん中に近い場所で、真ん中にこんな大きな機械が置いてあるのは…と思ってしまったのでした。
※注:イメージです・・・
営業さんがこの物件を販売している不動産屋さんに部屋の鍵を返すときに、この電気給湯器はガスの給湯器に交換可能か確認してくれたのですが、答えは「私のお客さんにもよく聞かれるんですが、残念ながらつくり的に無理なんですよ」という回答でした💦
あとは、玄関から出たらすぐもう屋根のないつくりで、雨の日は部屋の前までずっと傘をさして階段上り下りなどしないといけなくて、地味なポイントなんだけど実際はかなり面倒なので、こういうつくりは避けた方がいいと営業さんに言われました。
この日の内覧はこれで終わり、その時点では、マンションAが暫定1位となりました。
内覧 マンションA ふたたび
私の予算で検索すると、名古屋市内だと築年数は35年くらいが一番築浅で、築20年ちょっとというのも見かけましたが、「告知事項あり」と書いてあったため、某事故物件サイトで確認したところ、もろ首つり自殺のあった部屋だったりしました😨
内覧に行った翌週、古いマンションだと規定でペット不可のところが多く候補が限られてくるため、「ペット不可と書いてあるマンションでも問い合わせたらOKとなっている場合もあるので」ということで不動産屋の営業さんが、たくさん候補の物件情報を送ってくれ、私が気になった物件について問い合わせてくれたのですが、ことごとく、ペット不可のままの返事でした。「ペット不可」の表示に偽りなし、という感じです。ただ、検索サイトを見ていると「ペット飼育可になりました!」と更新しているサイトもあったので、あまりにも売れないと方針転換するマンションもあるのかもしれません。
そんなさなか、暫定候補1位のマンションAについて、営業さんが売り主の不動産会社に接触を始めてくれていて、当初は「価格について値下げ交渉しましょう。最初は100万円引きくらいからで良いですか?あと、壁紙が汚いから、売り主の不動産会社がリフォームもやってるところなんで、壁紙全張り替えも条件に入れましょう」という事だったのですが、いざコンタクトしたところ、「掲載して間もないのに問い合わせも多いから、値下げは無理。壁紙の張り替えなんてもっての他」とかなり強気だったもよう。
確かにあの条件なら問い合わせは多いのは分かるので、完全に焦ってしまったわたし。
最初に内覧に行った日曜日から5日後の翌週金曜日に、午後から半休取って、マンションAに再度内覧に行くことにしたのでした。
最初にちょっとガッカリしたことが気がかりで、もう一度内覧に行ったら印象変わるかもと思ったのです。
2回目の内覧は、もう見慣れたからか、検索サイトの写真とのギャップで「あれ??」と思うこともなく、最初の内覧の日よりも天気が良く、陽当たりの良さが好印象でした。
もう決めても良いのでは?という感じでしたが、賃貸じゃないのに、最初に見に行った所に決めるだなんて良いのか!?という気持ちがあって、2日後に内覧予約をしていたマンションCを見てから決めることにしました。
内覧 マンションC
マンションC以外に、もう一つ内覧予約をしていたのですが、個人の売り主さんが居住中で内覧の日時に時間を空けておいてもらわなければいけないけれど、ほぼマンションAに決めていて比較のために見たいだけなのに、売り主さんにそれに付き合ってもらうのは悪いし、キャンセルしました。
その物件自体の雰囲気などはとても気にはなっていたものの、駅から徒歩11分、スーパーも徒歩10分以上という、アクセスの悪さがあったため、選ぶことはないだろうと思ったこともあり。
そのため、マンションCのみ内覧に行くことになりました。
【立地】地下鉄の駅1駅まで徒歩15分。スーパーは地下鉄の駅直結のデパートの地下食品売り場くらいしかない。
【状況】フルリノベーション済。
【広さ】約50平米の2LDK
【マンションの規模】小規模 エレベーターなし
【築年数】約35年
こちらは、名古屋でも常に1、2を争う人気のエリアにあり、マンション名にもその地名が入っています。
・・・が! 名ばかりのと言わんばかりで、その人気エリアの名前の地下鉄駅からは徒歩15分で、かなり遠い。
最初からそれを心配していたと思われる営業さんから、現地集合で駅からはご自分で歩いてみますか?と言われて歩いてみましたが、平たんな徒歩15分ならまだしも、森林を切り開いて開発された山の手にありがちな坂の多さに辟易。
6月半ばで初夏とも言える時期だったので、半分も到達していない時点で、かなり暑くて汗だく・・・
結局、車を停める所を探して周辺をぐるぐるしていた営業さんが通りがかったので、拾ってもらいました。
そこからは更に急坂になっていて「ええっ、何てところなの~!?」と思いました。
スーパーもコンビニもない、住宅しかないエリアでしたが、コインパーキングも全くみつからなかったとのことで、結局、路駐してました。
このエリアでは、地下鉄の駅まで市バスで行くことも多いようですが、マンションCの最寄りの市バスのバス停は急坂を下った所にあり、本数も1時間に1本しかない! ここは本当に名古屋市内なんでしょうか?
ただし、部屋の中はすごく綺麗でした。
画像を見て分かってはいたのですが、フルリフォーム済みで、そのリフォームもセンスがいい。微妙な所が全くない。営業さんも「これくらい完璧にリフォームされた所なら僕も自信もってオススメできるんですけどね」と言っていました。
おしゃれにフルリノベーションしたお部屋は、インダストリアル風で男性を意識したものが多いというイメージでしたが、マンションCは完全に女性目線のリフォームで、ドアなどの建具の色や形も可愛いし、キッチンもカントリー風。ただ、コンロが明らかに使用感ありで新品ではない。システムキッチンの引き出しなどを近くでよ~く見ると、カッティングシートが貼ってあることが分かりました。
恐らく、元々あった昔ながらのレトロなキッチンをカッティングシートでリメイクして、形がカントリー風だから、部屋全体のリフォームのコンセプトもそれに合わせたのでは?と思われました。
あととっても気になったのは、寝室として使うだろう部屋の窓の外には山肌が迫っていたこと。
このエリアで人気の公園が近く、その遊歩道の入口が近いというのも、マンションCが気になっていた理由の1つですが、この公園はトレランの練習をする人もいるくらい、ちょっとした小高い山のようになっていて。
その山肌が寝室の近くまで迫っていて、営業さんに「あそこって崩れてきたりしませんかね~?」と聞いたところ、「いや~、どうなんでしょう。そこは何とも・・・」と返答に困っていました。
マンションCは、駅まで徒歩15分な上にアップダウン激しい・寝ている間に崖崩れに巻き込まれる危険性あり等、ととにかく立地面が全く良くなく、いくら人気エリアで完璧なリフォームがされてようが、とにかく立地が重要だ!!と痛感したため、マンションAを購入する決心がつきました。
マンションAは、特に人気のエリアでもなんでもありませんが、地下鉄2駅以外に電車の駅1駅も徒歩5分ほどなんですよね。それに加えて、私の場合は職場まで徒歩10分なので、「私が買わなくて誰が買う!!」と思ってしまいました(笑)
マンションCの内覧中に、営業さんにも、やっぱりマンションAを購入します、話を進めてください、と伝えました。「そうですよね~、部屋の内装は後からリフォームで何とでもできるから、立地が大事ですよね」という事でした。
購入申込書は2日前にマンションAを再内覧した際に記入していて、営業さんから不動産屋さんに提出だけしておいてもらい、一旦保留にしている状況だったため、保留解除で進めてもらうことになりました。
ただ、問い合わせも多いということで、私が購入できるかどうかもその時点では分からず、正式に購入OKの返事がくるまではドキドキしました・・・
人生最大の買い物で、マンションAを購入するかどうか迷っていた時は、本当に進めちゃって大丈夫なの!?とビクビクしていたのに、そのときには「どうか買えますように」と祈っていて不思議な感じでした。
無事買えることになりましたが、新築マンションの購入権を抽選して決めるという話をよく聞き、あんな高い買い物なのに抽選してまで買うの!?と思っていたのですが、抽選に当選して大喜びで高額新築マンションを購入する人たちの気持ちが何だか分かりました。