金曜日に有給を取って、以前から行ってみたかった場所へと一人日帰り旅をしてきました。
三重県度会郡大紀町の伊勢神宮別宮の瀧原宮→三重県多気郡多気町のVISON(ヴィソン)→三重県松阪市で一人松阪牛焼肉 と三重県内を駆け巡る旅です。
私は車を運転しないので、全て公共交通機関になります。
移動詳細は下記です。
8:02 名古屋駅発→10:40頃 三瀬谷駅着(9:47着予定が1時間近くの遅れ) JRワイドビュー南紀
10:40頃 三瀬谷駅発→10:50頃 瀧原宮着 タクシー
12:00頃 瀧原宮発→12:10頃 道の駅奥伊勢おおだい着 タクシー
12:25 道の駅奥伊勢おおだい発→12:53 VISON着 路線バス(三交バス)
15:45 VISON発→16:28 松阪駅着 路線バス(三交バス)
18:29 松阪駅→19:36 名古屋駅着 近鉄特急
伊勢神宮別宮 瀧原宮
今回の日帰り旅の一番の動機が、伊勢神宮の別宮である瀧原宮で御朱印を頂くことでした。
詳しくはこちらの伊勢神宮特別参拝の旅の記事に記載しているのですが、
今回、外宮と内宮以外には、下記3つの神社を参拝しました。 ・二見興玉神社 ・猿田彦神社 ・月讀宮 二見興玉神社 1日目は、到着したら外宮の特別参拝に向かい、その後にJR参宮線に乗って、二見浦駅から徒歩15分ほどの二見興玉神社に[…]
10年以上前に一定期間のみ販売されていた伊勢神宮の御朱印張に、御朱印を授かれる別宮の名前があらかじめ印刷されており、その御朱印スタンプラリー?の残り最後のひとつが瀧原宮だったのでした。
他の別宮は、伊勢市内だったり、伊勢方面の近鉄の延長上にある志摩市の駅近くだったりで、それほどアクセスは悪くないのですが、瀧原宮だけ全く違う方面にあり、どうやって行くのだろう??という場所にあったのでした。
車の場合は、伊勢神宮から1時間ほどで到着するようですが、公共交通機関では伊勢神宮と同日に周るのはかなり厳しい感じでした。
そして、伊勢神宮のスタンプラリー御朱印張を教えてもらった、三重県出身・新潟在住の友人が、三重県に帰省したらぜひ行きたいと言っていた、多気町のVISON(ヴィソン)がそこそこ同じ方面にあったので、帰りに寄ろうと思い、電車やバスなどをたくさん調べました。
その結果、費用的には、休日限定でJR東海の区間が乗り放題になる青空フリーパスが一番お得になるものの、鈍行乗り継ぎでは時間と体力が必要なため、一番効率的なJR特急のワイドビュー南紀を使うことにしたのでした。
本当は、ワイドビュー南紀がとまる三瀬谷駅で30分ほど待って、後続の普通電車に乗って、瀧原宮最寄り駅の滝原駅で下車しようと考えていたのですが、松阪駅で急な車両点検が発生した都合でダイヤが乱れまくって、1時間近く遅れて三瀬谷駅に到着したため、遅れを挽回すべく、三瀬谷駅から瀧原宮まではタクシーで向かったのでした。
最寄りといっても滝原駅から瀧原宮までは徒歩20分ほどかかるため、名古屋から行くには、今回のようにワイドビュー南紀で三瀬谷駅まで行き、タクシーを使うのがベストかもと思いました。
三瀬谷駅は無人の小さな駅ですが、基本的にタクシーは駅前に待機しているようですし、片道1700円ほどでした。
鳥居前でタクシーを下車しました。念願の瀧原宮です。
伊勢神宮や他の別宮のように、大木に囲まれた荘厳な参道。
このようにねじれたようになっている大木があります。
これは、長野県の分杭峠のように、瀧原宮がゼロ磁場であるためと言われています。
分杭峠も諏訪大社春宮とのセットになったバスツアーで訪れたことがあります・・・
瀧原宮の手水場は川となっており、この御手洗場の案内に沿って階段を降りると
川にたどり着きます。
瀧原宮は伊勢神宮内宮の雛形となっていると言われているそうですが、確かに内宮も五十鈴川が御手洗場になっています!
そして、他の別宮ではこの形式は見たことはありません。階段を下りていくところもそっくり。
参道に戻り、さらに奥へ進むと、4つのお社があります。
参拝順序が記載されています。
一つ目 瀧原宮
二つ目 瀧原竝神社
三つ目 若宮神社 瀧原宮隣の階段を少し登った小高い所にあります
四つ目 長由介神社(川島神社) 階段を下りた所にあります。
とても清浄な空気を感じる場所でした。
このブログでも、箱根九頭龍社や京都の三十三間堂の記事でも紹介し、私のある意味、神社仏閣巡り指南書のようにもなっている伊藤三巳華さんのスピ☆散歩シリーズ3作目で伊勢神宮の外宮・内宮ともに瀧原宮が紹介されているのですが、外宮が陰であれば、瀧原宮は陽という印象でした。
宿命を受け入れざるもの、受け入れて昇華されているもの・・・といいますか。ご興味あればどうぞ、違う方面から見ることができます↓
それにしても、伊勢神宮御朱印スタンプラリーの最後の一つ、瀧原宮の御朱印も頂いて、達成感噛みしめました!
最初は内宮の平成18年9月。外宮は平成19年2月
あれ、この時は、内宮と外宮一緒に周らなかったのか!? 昔過ぎて今となっては思い出せず・・・
1年前の例和4年6月に行った月讀宮 そして今回の瀧原宮
今回、外宮と内宮以外には、下記3つの神社を参拝しました。 ・二見興玉神社 ・猿田彦神社 ・月讀宮 二見興玉神社 1日目は、到着したら外宮の特別参拝に向かい、その後にJR参宮線に乗って、二見浦駅から徒歩15分ほどの二見興玉神社に[…]
伊雑宮 平成26年12月。倭姫宮 平成28年2月。
月夜見宮 平成28年2月。(左側は熱田神宮)
最初に御朱印頂いた内宮が平成18年(西暦2006年)ということで、足掛け17年かけてのコンプリートで感慨もひとしおです。
瀧原宮のすぐ近くに、道の駅 奥伊勢木つつ木館があります。
瀧原宮の敷地内には座って休憩するような場所が無いですが、こちらで休憩することができます。
タクシーのお迎え時間までしばらく時間があったため、こちらでお茶飲んだりして時間を潰しました。
行きのタクシーのおじさんに迎えにきてもらい、三瀬谷駅すぐ近くにある、道の駅奥伊勢おおだいへ。
こちらがちょっとしたバスターミナルのようにもなっており、VISONを経由して松阪駅まで行く三交バスが出ているので、こちらに乗車しました。
ほとんど乗客もおらず、ひたすら自然豊かな所を走る路線バスでした。
山の中の広大なおしゃれスポット VISON(ヴィソン)
路線バスで次の目的地 VISON(ヴィソン)に到着しました。
VISONについての紹介文で一番しっくりくるかなと思ったのがこちら。
2021年4月三重県の多気町にオープンした、日本最大級の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」。
VISONは東京ドーム24個分の広大な敷地に、四季を感じるホテル、日本最大級の産直市場、薬草で有名な多気町にちなんだ薬草湯、地域食材を生かした飲食店舗、オーガニック農園など、全68店舗が集結するこれまでにない大型複合商業施設です。
事前にWebサイトなどを見ても、店舗数も多く、広大な施設であることは分かりますが、なかなか現地のイメージがつかめなかったので、現地の全体的な雰囲気が伝わればと思い、動画にしました。
13時頃に到着したので、まずはランチタイムだと、サンセバスチャンストリート方面に向かいました。
バス停からだと、和ヴィソンのエリアを通り抜けていきます。
お目当てのピンチョス・バルのZazpi(サスピ)に入りました。
サンセバスチャン通りには、スペインのバスク地方サンセバスチャンで人気のスペイン料理店3店が並んでいるとか。
おしゃれな店内。外にはテラス席もありました。
ピンチョスセットを注文しました。
ピンチョスはカウンターに並んでいるものから選びます。
生ハムがのったものとイワシの酢漬けがのったものにしました。
ドリンクは追加料金でサングリアに。
「シェフおすすめの1品」もピンチョスでした。
ハムの下のコロッケがクリーミーでとっても美味しかった。
メニューには、他にサラダや煮込み料理などアラカルトもありました。
ランチ飲みの後は、サンセバスチャン通りの横に何やらいくつものエスカレーターが上に上にと連なっているのが見えたので、とりあえず上まで登ってみました。
一番上まで登ったところからの景色。
登った先には、ホテルヴィソンのエントランスや駐車場、温浴施設の本草湯があります。
本草湯は三重大学とロート製薬が連携し開発した薬草湯に入浴できるということで、いつかゆっくり訪れたい所です。
入浴しなくても、ショップやレストランには入れます。
ホテル駐車場からの眺め。
このエリアがVISONで一番高い場所にあり、ここからショップが立ち並ぶエリアに戻るため、道路をくだっていきました。
途中には、ハーブ類の商品を扱うショップやカフェのある本草研究所RINNEや
農園エリアのドッグランや農園レストランなどがあります。
新緑が美しい季節だ~と山々を眺めながらくだりました。
よく見るとガードレール代わりかのように、道路の端には等間隔で大きな石が置かれています。
こんなところにもこだわってるなんて素敵って思いました。
多数のショップやレストランのあるエリアが見えてきました。
上の画像で左手の大きな屋根の建物が並んでいるのは、マルシェヴィソンです。
三重県内や周辺地域でとれた農作物や水産品や松阪牛などが購入できます。
マルシェヴィソン内で、ちょっとメモメモ・・・φ(•ᴗ•๑)と思ったのが、こちらのエリア。
左手が松阪牛を扱う精肉店「若竹」、向かいはBBQの受け付け、機材の貸し出しをしている「rue de Terrasse」で、お酒やドリンクも販売していました。
松阪牛でBBQだなんてそそられます。野菜や海鮮類もマルシェヴィソン内で購入できますし。
手ぶらでいってもBBQが楽しめるようです。
2021年4月29日に三重県の多気町で新しくOPENした話題の大型商業施設「Vison多気」。 「一体どんな施設なんだろ…
ちなみに、マルシェヴィソン内には冷蔵コインロッカーもありましたので、先に食材のお買い物をしてロッカーに預け、ショップやレストランをゆっくり巡る…ということもできます。
マルシェヴィソンを一通り見た後は、松阪駅行きの三交バスの時間まで、猿田彦珈琲でティータイム。
こちらはバスターミナルエリアにあり、バス停が目の前にあるのでバス待ちにちょうど良かったです。
こちらのバス停から、ひとり松阪牛焼肉をするべく、バスで松阪駅方面に向かったのでした。
ちなみに、行き先がVISONのみの場合は、名古屋駅の名鉄バスターミナルからVISONまでのバスが出ており、片道2000円ですので、こちらを利用するのが便利&お得です。
三重交通公式サイト。三重県内路線バス、東京・さいたま・大阪・名古屋・京都・中部国際空港を結ぶ高速バスや貸切バスを運行。全…
本当は帰路はこちらのVISON→名鉄バスセンターのバスを予約していたつもりだったのですが、期日まで支払いできておらずキャンセルになっており、当日予約ができなかったのと(高速バス予約サイトで予約し、他の高速バス路線が乗る直前まで決済可能なため同じだと思っていた)、財布にある現金が残り1000円以下と気付いたため(予備でいつも入れている1万円札があると思っていたら無かった💦)、急遽、予定変更して松阪経由で帰ることにしたのでした。
VISONを経由する南紀~名古屋間のバスは当日予約ができず、乗る予定だった最終バスは松阪行きの路線バスより遅い時間帯なので、万が一満席で断られた場合は、また別の経路を考えるか、VISONの高額なホテルに泊まるしかなかったので・・・
また、現金がないので、そのバスがモバイルSuicaが使用できない場合、バス代が払えなくなってしまう・・・
それで、三交バスで全国の交通系ICが使用できることは、道の駅おおだいからVISONまでのバスで確認済みだったので、一度松阪駅まで行って、その後、松阪から名古屋までと行けば良いと考えました。
一升びん 宮町店でひとり松阪牛焼肉
松阪駅へ到着したのは16時半頃。
その後、松阪駅から徒歩10分ほどの一升びん 宮町店へ向かいました。
松阪駅の北出口側に焼肉店が密集しているのですが、それらと比べると駅から離れている「一升びん 宮町店」にしようと思ったのは、回転焼肉があり、座席的にも量的にも一人で入りやすいからです。
田んぼ越しに一升びんが見えてきました。
回転焼肉の席と通常のオーダー式の席と2種類あるのですが、到着してお店の人に回転焼肉の方を希望と伝えると、回転焼肉は17時半からとのこと(その時は16時50分くらい)。
17時半まで待ちますか?ときかれたのですが、いくら有名で人気店の一升びんでも、平日のその時間では店内はガラガラだったため、オーダー式の席の方で食べることにしました。
17時半過ぎからどんどん混み始めてきたのですが、オーダー式の席でも他に一人焼肉されている方は2人いました。
お肉のメニューはこちら↓
松阪肉切り落としと松阪牛ホルモン(内臓ミックス)、キムチ、ビールを注文しました。
お昼ご飯が遅めだったこともありますが、妙齢女性にはこの量で充分でした。合計2400円ほどでした。
名古屋市内にも、回転焼肉のある一升びんの支店が名駅のノリタケイオンに、オーダー式の支店が栄のラシックに、それぞれ支店がありますが、名古屋のオーダー式のお店のメニューを調べたところ、「松阪牛の切り落とし 780円」が無さそうでした。
そのため、本場の一升びんの方が安く松阪牛が食べられるようです!
松阪牛はやはり別格に美味しいということを再確認したので、名古屋の一升びんには行ったことなかったのですが、名古屋市内の店舗にも今度行ってみようと思いました。
ひとり焼肉の後は、松阪駅から近鉄特急で名古屋に帰りました。
移動は事前の調査を含め大変だったものの、瀧原宮とVISONという気になるスポットを2つとも周り、美味しい松阪牛の焼肉でしめることができて、日帰りでも満足度高すぎる旅でした。