2023年8月23日(木)~2023年8月25日(日)の2泊3日で岐阜県の奥飛騨方面へ行って来ました。ひとり旅です。
メインイベントの西穂丸山登山と平湯温泉と福地温泉での宿泊について、3回に分けてレポートします。
- 西穂丸山登山
- 平湯温泉 旅荘つゆくさ宿泊記
- 福地温泉 故郷(ふるさと)宿泊記
今回は②の平湯温泉 旅荘つゆくさ宿泊編です。
クリエイティブ感あふれて、おばあちゃんにほっこりする宿
登山の前泊にあたる1泊目は、最初は高山駅前のビジネスホテルに宿泊する予定でした。
高山市内だと宿泊施設も多いので、ビジネスホテルも4~5千円くらいで宿泊できます。
前年に上高地&新穂高ロープウェイに行った際も、木曜日に定時退社した後に飛騨方面に向かい、高山駅近くのビジネスホテルに宿泊したのでした。
新緑の季節は、緑がたくさんある所に行きたくなります。 ということで、下記日程で岐阜県の奥飛騨方面へ行ってきました。 5/19(木) 勤務終了後、最終のワイドビューひだで高山市まで移動。ホテル呉竹荘高山駅前に宿泊。 5/20(金) […]
だけど、前回は、翌朝は上高地に行くために、高山駅から平湯温泉までの1時間のバス乗車で良かったけれども、新穂高となると約2時間かかります。
登山前に2時間のバス乗車はちょっとダルいかも・・・と思って、1週間前にくらいに思い立って、少し予算は上がるけれども平湯温泉に宿泊することにしました。
仕事を定時に終了してから名古屋から飛騨方面に向かうと、高山より奥はもう交通手段がないため行けないですが、午後から休みにできそうでしたし。
その結果、旅荘つゆくささんに滞在することができたので、急遽思い立って平湯温泉に宿泊することにして本当に良かったと思いました。
非対面のチェックイン
旅荘つゆくさは、平湯バスターミナルから徒歩3分ほどの場所にあります。
バスターミナル裏手の旅館が並ぶ通りから少し山の方に奥に入った所にあり、落ち着いた雰囲気の場所です。
古民家風で素敵な外観。
通りをはさんだ向かい側には、こちらも旅荘つゆくさの建物で、一棟貸しのゲストハウスがあります。
こちらも趣のある建物です。
ロビーの様子。
ものすごく飛騨を感じるオブジェたち。
基本的に非対面のチェックインになるため、案内版に従ってチェックイン用紙に必要事項を記入して、箱に投函してチェックイン終了です。お部屋の鍵は、物理的なキーはなく、事前にメールで送付されてきた暗証番号を入力して解除します。
でも、私がチェックインした時は、宿のおばあさんがちょうど外にいらっしゃったので、「その車輪拭くわ」と、キャリーケースの車輪を拭いてもらいました。
畳敷きの館内ですが、これでキャリーケース引いて歩けます。
館内とお部屋
館内は下記画像のようになっています。
1階に、貸し切り風呂が2つと洗面台、客室1部屋、ラウンジがあります。
2階に、貸し切り露天風呂が1つ、客室8部屋があります。
お部屋にトイレはないのですが、1階と2階両方にあります。
館内は、所どころにステンドグラスが施されていて、古民家や畳の雰囲気にも良く合っていました。
お部屋は、「あやめ」でしたが、こちらも名前のとおり、あやめのステンドグラスが可愛かったです。
空気清浄機と小さな冷蔵庫もありました。
素泊まりのみでゲストハウス的ではありますが、浴衣、バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシとアメニティも揃っています。
2階の一角の突如としてあって、なんだこれは!?!?と驚いたスペース↓
鏡張りになっていて、中に入るとこんな感じになります。
万華鏡の中にいるような感じです。面白ーい。
草間彌生展で、こんなような展示があったのを思い出しました。
ちょうど宿のおばあちゃんが通りかかって、「お風呂も入ってってよー」と声かけてくれたので、「ここ、面白いですね~」と言ったら、「ああ、子供たちが喜ぶからね。」ということで、宿にくる小さなゲストたちへのための仕掛けのようでした。
全体的に、手の込んだ手作り感があり、クリエィティブさを感じる館内でしたが、工務店が経営されているようで納得です。
トイレもかなりピッカピカにリフォームされていました。
夕食を食べに外出から戻った後、おばあちゃんの息子さん?お孫さん?宿のご主人が奥の部屋から出てこられて、「これ、あげます」と宿のカードをくださったのですが、これがまた凝っていてクリエィティブ。
せっかくなので、動画にしました。
お子さんや外国人の方も喜ぶでしょうね。
そして、ちょうど宿泊した日も放送されていたのですが、東海地方のローカル局のCBC制作の「民宿のかくし味」というショートドラマが放送中で、この旅荘つゆくさがメインの舞台となっています!
TVerで見てみましたが、館内のステンドグラスがやはりとても良い味を出していました。
また、1Fには共用ラウンジがあり、こちらも古き良き感じと可愛い感じが融合した何ともいえない雰囲気。
こちらには、冷蔵庫、電子レンジ、給湯ポット、コーヒーマシンがありました。コーヒーも自由に飲むことができます。
電子レンジがあるので、パックご飯を持って行って朝ごはんにしたというクチコミを見かけたため、真似してみました。味のないご飯を食べるのは苦手なので、塩昆布&ゴマもセットにして。
平湯バスターミナルの売店におにぎりが売っていましたが、夕方到着した時はほとんど完売の状況でした。入手できない場合もありそうなので、ごはん派の場合は、保険としてパックご飯を持っていっても良いかも。
登山前なのでしっかり食べておこうと、館内の自販機で販売されているカップヌードルも食べました。
カップヌードルは周辺のお店で買うよりも安かったというクチコミを見かけましたが、その通りで、周辺のお店より数十円安いお値段になっていました。
他には、カップ焼きそば、コーンポタージュ、シリアル、アルファ米のおにぎりが販売されており、冷蔵庫には自由に食べれるパンもセットされていますので、朝食は館内だけでも調達できると思います。
玄関に飲み物の自販機もあります。
貸し切り風呂が最高!
旅荘つゆくささんの建物も素敵ですが、全9室の客室に対して3つある貸し切りのお風呂が最高でした。
まず、1階にある2つのお風呂は、カリスマ左官職人さんの手によるものということです。
一の湯。ゆったり落ち着く風呂。
二の湯。元気の出る風呂。
特に一の湯がお気に入りで、色合いも素敵だし、この慈愛に満ちたお顔は仏様なんだろうか?など入浴しながらずっと眺めていて、本当に落ち着くお風呂でした。
源泉かけ流しで、常にお湯が流れているし、鉄の匂いのする良いお湯でした。
1階のお風呂の前には洗面台があり、こちらにドライヤーがあります。
髪を乾かしたり身支度をするのは、この外にある洗面台で行うので、貸し切り風呂は好きなときに使える状況でした。
2階には、貸し切り露天風呂があります。
これまた奥飛騨っぽいオブジェのある広い脱衣所の奥に
緑の山々をのぞむ素敵な露天風呂がありました。
貸し切りの温泉のお風呂ってほんと贅沢で最高です。
夕食はらーめん酒場やどり木へ
旅荘つゆくさは素泊まりの宿につき、夕食は近くへ食べに行きました。
最初は、以前、乗鞍岳登山&上高地散策で平湯温泉に2泊したときに行った、禄次の雰囲気が素敵だったのでまた行きたいなと思っていたのですが
3日目は、早朝から平湯温泉から上高地へ行き、お昼頃に平湯温泉に戻ってきて、名古屋への岐路へつくというスケジュールです。 上高地へは去年の5月にも行きましたが、その時と全く同じコースを行きました。 朝6時に平湯温泉発のバスに乗[…]
木曜日は定休日だったため、宿からも近い「らーめん酒場やどり木」へ行ってみました。
どんな雰囲気のお店なのか不明だったのですが、いざ行ってみると、外観も素敵だし
店内もカウンターのみで一人でも入りやすいし、Jazzがかかっていて落ち着く感じでとても雰囲気が良かったです。
ヨーロッパ系と思われる外国人のお客さんが多かったのですが、Chillって感じでかなり寛いでいる感じでした。
ラーメンだけでお腹いっぱいになりそうだけど、餃子も食べたいし・・・と思って、店主の方にきいたら、小さいサイズのラーメンも作れるということで、一番人気という牛スジラーメンの小サイズと鶏皮餃子とビールを注文しました。
外国人のお客さんがほとんどだったため、私が注文した鶏皮餃子にすごく視線が集まっているのを感じました・・・
ラーメン、餃子でビールを飲むというのは、普段はカロリー的にヤバいだろうと思って絶対やらない組み合わせなので、すごく贅沢に感じました。どちらもとっても美味しかったです。
全部でお会計2100円くらいで、お得に感じました。
まとめ
翌朝は西穂丸山登山のため、早めにチェックアウトしたのですが、いち早くおばあちゃんが気付いて玄関まできてくれて、「どこか登りに行くの??」と、登山靴の紐を結んでいる間、色々お話して楽しかったし、とってもほっこりしました。
またおばあちゃんにお会いしたいです。
平湯温泉は旅館形式のお宿が多いですが、登山の前泊だと朝食付きだと、かなりバタバタして食べるか、食べる時間なくて無駄にするか・・・なので、素泊まりのお宿の方が良かったりします。
登山ではなく、上高地に行くにしても、遅い時間になると激混みで帰りのバスに乗るのも一苦労なので、早朝出発が絶対良いです。
平日宿泊で7500円で、素敵な貸し切り風呂に入り放題でとても満足度高かったですし、奥飛騨でレジャーに行く際にはおすすめのお宿です。
#ひとり温泉