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北アルプス登山と奥飛騨温泉郷ひとり旅③~福地温泉 故郷(ふるさと)に宿泊~

2023年8月23日(木)~2023年8月25日(日)の2泊3日で岐阜県の奥飛騨方面へ行って来ました。ひとり旅です。
メインイベントの西穂丸山登山と平湯温泉と福地温泉での宿泊について、3回に分けてレポートします。

  1. 西穂丸山登山
  2. 平湯温泉 旅荘つゆくさ宿泊記
  3. 福地温泉 故郷(ふるさと)宿泊記

今回は③の福地温泉 奥飛騨の宿 故郷(ふるさと)宿泊編です。

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憧れの福地温泉

上高地が大好きで、奥飛騨方面には幾度となく行っていましたが、車に乗らず公共交通機関で移動する私にとっては、アクセスを考えると平湯温泉が一番だと考えて、いつもお宿は平湯温泉で取っていました。
でも、去年、新穂高ロープウェイに行ったときに、

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バスが福地温泉を通っていったのですが、とても良い雰囲気に目を奪われたため、いつか福地温泉に宿泊していたいと思っていたのでした。福地温泉の雰囲気がとても魅力的なのは、下記のことによるようです。

・幹線道路から外れた集落にあり、車通りが少なく、とても静かで長閑
・看板が統一されており、派手な施設を造らないようにしている

福地温泉は有名な長座をはじめ、評判の良いお宿が多いイメージです。

山里の集落に、ぽつりぽつりと、温泉宿が佇んでいます。

故郷 館内施設・お部屋

今回は、福地温泉の中で、一人旅歓迎プランのあった奥飛騨の宿 故郷に宿泊しました。

 

 

高級宿の分類になるようですが、金曜日の1人宿泊で19800円で予約することができました。
2人以上の宿泊となるともっと安い価格になり、福地温泉の旅館の中ではリーズナブルに宿泊できるようです。

ブログを読んで分かるように(?)、普段、私は宿泊料は抑え目でリーズナブルな宿に泊まることが多いため、館内施設の雰囲気にはいちいち感激していました。

宿の外観。古民家を移築したということで、とても趣のある素敵な建物です。

この外観からは想像できないくらい、奥には広大な敷地が広がっていました。

ロビーの雰囲気。
梁をいかした高い天井と重厚な雰囲気に圧倒されます。

とても、全9室のお宿のロビーとは思えない・・・
50室以上ありそうな旅館の雰囲気です。
ロビーの一角にある喫茶スペースでは、セルフでコーヒーをいただくことができます。

山登りが好きという若女将さん。ヨガもされるのか、登山の本以外にとヨガ関連の本もたくさんありました。
自然派という感じで、良い趣味ですね。

こちらは館内図ですが、中庭をぐるっと囲むように建物があります。

フロント横の長~い廊下。やっぱりとても全9室とは思えない贅沢な広々空間。

中庭を囲むようにあるので、中庭の景色がのぞめます。

この長い廊下の途中にあるのは、全個室のお食事会場。

突き当りには大浴場があります。

脱衣所。

内湯。

露天風呂。

全9室であれば十分な広さです。
他のお客さんと遭遇することはあまりなく、かなりゆっくり入浴することができました。

大浴場からまた廊下が伸びていました。
京都の古い寺院にありそうな廊下。

この先には、客室露天風呂付きのお部屋がいくつかあるようでした。
うーん、やっぱり全9室とは思えない贅沢さ・・・

お部屋は、8畳の一番リーズナブルなタイプのものです。一人旅プランですからね。
でも、洗面周りも広々として、十分な広さでした。

ガスファンヒーターもあって、飛騨の冬の寒さも快適に過ごせそうです。

冷蔵庫は大きめのものでした。

中には飲料水がセットされています。

アメニティは一通り準備されており、温泉ソックスもありました。

お部屋からの景色がとても長閑で癒されました。

近くにある木から木へと、鳥さん達が飛び交っていました。

故郷 お食事

夕食・朝食とも、全個室の食事処で頂きます。

1人なのに、囲炉裏付きの個室! 贅沢~

この日の献立。

岩魚のお刺身を始めて食べましたが、歯ごたえがあって美味しかったです。

囲炉裏にあるのは、鴨鍋、鮎の塩焼き、あげづけ。

もう、どれから食べよ~、次は何食べよ~、とワクワクしながら食べました。
もちろん、ビールと日本酒も欠かせません。
飛騨牛の朴葉ステーキも十分な量もあり、とても満足した夕食でした。

朝食も同じ個室でいただきます。
直食も囲炉裏での提供があります。

趣のある広々とした館内、囲炉裏での食事など、何もかも感激で、良い滞在となりました。
外国人のお客さんも数組いて、飛騨界隈にヨーロッパ系観光客がかなり戻ってきていているのは感じていましたが、こんなところ(福地温泉)までって思いましたが、Good Choiceだわって思いました。
日本人の私ですら、日本の原風景や田舎での素朴さを感じてノスタルジーな気持ちになったのに、それらを経験したことのない外国人の人たちにとっては、すごく思い出深い体験になったのではと思います。

福地温泉を散策

福地温泉は全11軒の宿がある小さな温泉街ですが、見どころはいくつかあります。
チェックイン前とチェックアウト後に宿の周辺を少し散策しました。

何、この趣のある建物は!?と思わず近づいてみた、舎湯。

福地温泉宿泊者専用の足湯の施設でした。
ネットで「良い施設なのに、人がいるところを見たことがない。勿体ない」という声を見かけましたが、私が行ったときは、長身で美男美女のヨーロッパ系夫婦が、2~3歳くらいのお目目くりっくりの可愛い女の子を連れて足湯から上がってきたところでした。謎の古民家からこの欧米人ファミリーが出てきて内心ちょっとビックリしてしまったのですが。

玄関で建物の中を眺めていたら、足元から「ヘェロウ~(Hello)」と可愛い声がするので、下を見たら、その可愛い小さな女の子が満面の笑みで私を見上げていて、とってもキュン♪でした。
もともと宿に向かう途中で長居をするつもりはなかったので、建物の中をぐるっと見て外に出たのですが、奥さんの方が追いかけてきて「You want to go to foot bath?(足湯に行きたいの?)」と聞かれたので、「No, No, I just saw.」と伝えました。足湯をみつけれずに去っていったのだろうと思って声かけてくれたと思われますが、親切だ。
咄嗟のことで、I just の次は何だっけ!?とSawなのかKnowなのか分からない言葉を発しましたが、「ああ、そういうことね」という雰囲気だったので、私の身振り手振りの雰囲気で伝わったと思います。

チェックアウトした後は、福地温泉のバス亭にある朝市の建物に行ってみました。

昭和のポスターやレコードがところ狭しと飾られていて、独特の雰囲気で面白かった。
土曜日の朝でしたが、福地温泉の宿泊者は大体訪れるようで、ひっきりなしにお客さんがやってきました。

福地温泉は今回宿泊した故郷のように古民家で広々とした宿が多く、また、どの宿も囲炉裏の食事会場を備えているそうで、今回、福地温泉のファンになりました。
そして、また奥飛騨の魅力を新しく知り、ますます今後、奥飛騨温泉郷に訪れる機会が増えそうと思っています。

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