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金沢ひとり旅~朝から晩まで食べたものまとめ~

9/22(金)~9/24(日)と2泊3日で金沢へ旅行へ行ってきました。
メインの目的は日曜日24日に開催されたコンサート鑑賞ですが、金沢で食べたいものが絞りきれず、金曜日22日から金沢入りしました(笑)
今回は、その金沢で食べてきたものをまとめたいと思います。
つづく2回で、観光したところ、宿泊したところをご紹介します。

  1. 朝から晩まで食べたものまとめ
  2. 観光したところ(金劔宮/白山比咩神社)
  3. 宿泊したところ(トリフィート ホテル&ポッド金沢百万石通/カナメ・イン・タテマチ)

金沢一人旅での晩ごはん情報を求めてこちらの記事にたどり着く方が多いので、

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需要の多い、晩ごはん→昼ごはん→ティータイム→朝ごはん の順番とします。

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【晩ごはん】さすがの超有名店!いたる本店

今回、金沢行きが決まって真っ先に予約したのが、有名な海鮮居酒屋の「いたる本店」です。
「いたる」さんは有名なので知っていましたが、予約取れないかも?とハードル高く感じたり、今までは金沢駅周辺で探すことが多かったため、香林坊方面にある「いたる」さんは最初からあきらめていました。
しかし、今回は、2泊とも、金沢駅周辺ではなく香林坊方面で宿泊したため、トライしてみることにしました。
2か月以上前、この日は金曜日(有給を取った)ということもあり、無事電話予約することができました。

そして、全然意識していなかったのですが、富山で行った「だい人」

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2021年の金沢旅行で行った「味楽ゆめり」
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いずれも、とても美味しくて感激した海鮮居酒屋ですが、この3店の大将すべてが「いたる」で修業された方々なんです!

それに気づいてからは、ますます楽しみになったのでした。
実際に行ってみての感想は、その期待を全く裏切らず、さすが師匠!!!としか言いようがない感じでした。

秋メニューはこのようになっていました。

突き出しは、ばい貝の煮付け。
ばい貝を自ら注文したことがなかったのですが、この突き出しが美味しくて、翌日の夜に行った八十八(はとは)さんでも注文したし、帰る日には自分のお土産用にスーパーでばい貝の煮付けを探したりしました。

お造り盛り合わせ(桶)。メニューでは2人前からとなっていますが、お願いすれば1人前から作っていただけます。
このあたりは、「味楽ゆめり」さんや「くろ屋」さんにも引き継がれていますね。

内容は、がんど鰤・まぐろ・あぶり鯛・水タコ・甘海老。どれももれなく美味しかった。
そして、レシート見たら1人前だと1500円(税別)。安い!
他店だと1人前にすると2000円くらいするイメージです。

次に白海老から揚げを注文したのですが、これは画像撮り忘れ・・・

こちらは、名物のだしまき卵。

通常は卵3個分で作るそうですが、2個分でも作れますと教えて頂いたので、2個分でお願いしました。
レシート見たら400円(税別)。安い・・・
ふわっふわで美味しかったです。
こちらは大将がわざわざ持ってきてくださいました。

最後は蟹味噌グラタン。

こちらは、麺も入っているので、〆にもなりそうな。
これでかなりおなか一杯になったのでした。加賀れんこんの蓮蒸しも食べたかった、無念・・・
でも、この蟹味噌グラタンもかなりお気に入りでした。
蟹味噌とチーズ、麺ときのこのハーモニーが絶妙で、家でどうにか再現できないか考えたりしていました。
蟹みその部分が普段手に入るものでは多分無理だなと思ったり。
お酒がすすみすぎて、予定より0.5合多く注文してしまったのでした。

お腹いっぱい食べて飲んで、お会計は6600円(税込み)でお得だと思いました。
生中1杯+日本酒1合以外に、予定外に日本酒0.5合を注文したので、これがなければ6000円くらい。
私の適正量?が、生中1杯+日本酒1合なので、この追加によりちょっと酔っぱらい過ぎたかな(笑)
でも、お酒が進んでしまうので、注文せずにはいられなかったのでした。

私は開店時間の17:30からで予約したのですが、平日であっても1回転目は予約で全て埋まっていたようで、開店時間に予約なしで来店したお客さんは全て店内か店外の待ち合いスペースで待っている状況でした。
事前に予定が決まっているのであれば、予約必須だと思います。

私は1人で訪問した訳ですが、今まで行った居酒屋で一番といってもいいくらい、1人でも快適でした。
私の席から見た店内はこんな感じ。

カウンター内の私の席に一番近い場所にいた若いお弟子さんも、注文のタイミングなど気にしてくれていたし、テーブルのブザーを押せばすぐにホールスタッフも来てくれるし、接客も申し分ありませんでした。

これはやっぱり、名物大将の姿勢によるものだと思います。
お弟子さんを独立させるのがうまいということで、お弟子さん何人も独立してそれぞれ有名店となっており、その経歴からいってかなり年配の方かと思っていたのですが、予想より若くてエネルギッシュ。
本物の大将の方は既に引退されていて、あの人は大将に任された2番手の人なのかな・・・?と思ったくらい(でも画像を見る限りご本人)。
入店時は大将が先まで案内してくださったのですが、接客時は常に笑顔でハキハキ、とても気持ちの良い接客でした。
カウンターから常に店内の様子は把握されているようでしたし、他業種の人から見ても勉強になったり刺激になる部分が多いと思います。
味楽ゆめりで大将の気遣いに感激したことを書いていましたが、ここに由来があったのか・・・と納得。

金沢の超有名店であることに納得のお店でした。

【晩ごはん】実力派和食店 八十八(はとは)

2日目の土曜日の晩も、こちらもなかなか予約が取れないお店という評判につき、2か月以上前から予約した木倉町の八十八(はとは)さんへ。

木倉町に初めて踏み入れましたが、両脇に飲食店が並んでいて、地元の人と観光客が入り乱れてたくさんの人が訪れる活気のあるエリアでした。どこも美味しそう~ おしゃれなお店も多い。

また新たな金沢の一面を知りました。

八十八は、その端の方、飲食店の数がまばらになってきた場所にある趣のある町家の中にありました。

店内は、カウンター8席に4席のテーブル席が1つとこじんまりとしています。
落ち着いた、大人の雰囲気です。

この日のメニュー。

日本酒は石川県以外のお酒も多数ありました。

メニュー上は1合のみに見えますが、実際は半合から注文できます。
半合ずつ2種類のお酒を注文しましたが、それぞれ素敵な器で提供されました。

突き出しは、イクラとオクラの茶碗蒸し(少し箸付けた後で失礼します・・・)

餡がかかって上品なお味。これだけでも日本酒すすみます。

この日のお昼ごはんは遅めの時間に回転寿司に行ったこともあり、お刺身はそんなに量は要らない感じだったので、「あら」を単品で注文しました。

以前、富山の回転寿司で、幻の高級魚ということで「あら」を注文してみたことがあって美味しかったのですが、八十八さんで食べたものは、歯ごたえもあって特に美味しかった! 新鮮ぷりっぷりという感じでした。
添えてあった金時草のおひたしも美味。

「あずき貝のうま煮」のあずき貝とは何だろう?とスマホで調べたら、ばい貝のことと分かり、前日「いたる本店」の突き出しで出たばい貝の煮付けが美味しかったため、注文してみましたが、こちらは画像なし。
通常4つ入っているところ、2つにすることもできるということで、2つにしていただきました。

30分ほどかかるということで、最初のオーダーでお願いしておいた、甘えびクリームポテトまんじゅうむし。

食べログのレビュー内で評判良かったメニューなので注文してみたのですが、かなりアタリ!でした。
クリームポテト部分が出汁のきいた餡とワサビともよく調和し、新感覚な和食。

能登栗の渋皮付きパリっと揚げ。

渋皮部分がパリっと揚がっているのに対し、中はほっくほくの食感。
シンプルな塩だけの味付けでとても美味しくいただいたし、日本酒にもとても合う。

最後に、北陸でしかなかなか食べれない魚を食べておきたいと思い、「なめら あら炊き」を注文。

なかなかインパクトある見た目ですが、甘辛い出汁に上品な白身がとてもよく合っていました。
「なめら」を知らなくて、どんな魚か調べてからの注文でしたが、珍しい魚を美味しく食べれて大満足。

お会計は、生中+日本酒 0.5合×2と、突き出し含めた料理6点で8000円ほどでした。
居酒屋と考えるとお高めですが、どの料理も趣向のこらされた本格和食でしたので、納得のお値段です。
今はお休み中なのかアラカルトのみなのですが、コースがある場合は8000円のコースになるようですし。

それにしても、4年前に富山で初めて1人居酒屋デビューをした際は、学生さんが飲み会しているようなチェーンのお店にドキドキしながら入ったのですが、

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今ではこんな小粋な割烹料理店に1人で入れるようになって、成長したものだわ・・・
って、最初は緊張したのですが。

でも、八十八さんは、これらの美しくて美味しい料理を生み出す店主の方は奥の厨房で料理に専念されていて、カウンターでは接客担当の女性が色々気をまわしてくれるという感じなので、気軽に料理を楽しめると思います。
常連さんと大将が、この魚が、日本酒がどうこうと、高尚なグルメ談義とかされているカウンターのみのお店だと肩身狭くなっちゃいそうですが。

金沢の町家割烹でしっぽりと美味しい料理とお酒を楽しんで、大人な夜の雰囲気を堪能できました。

 

【昼ごはん(晩ごはんにも)】映える海鮮丼 TILE(タイル)

1日目に金沢駅に到着した後、金沢駅でランチしました。
金沢駅から徒歩5分ほどの所にあるお洒落なお店 TILE(タイル) へ予約して行きました。
お店のHPもとてもスタイリッシュです。

TILE

きらきらと煌めく、艶めかしい鮮魚をコロコロと宝石の様に詰め込んだ金沢薬味海鮮丼。TILE(タイル)はお好きなネタをご自由…

同じ系列で、近江町市場近くにCOIL(コイル)というお店と、東茶屋街近くにbarrier(バリア)というお店があり、いずれも和とモダンとスタイリッシュさが融合した空間です。

coil

COIL is a creative modern Japanese restaurant in Kanazawa JA…

barrier

barrier=結界をコンセプトに、外の喧騒と隔絶された自分だけの『結界』の中、ふんわりくゆるサイフォン抽出のお出汁の湯…

今回、この系列のどこかに行ってみたいなと思い、金沢駅近くのTILEにしました。

築約110年の町家を改装したお店です。

入口では、事前に入手していた4桁のパスコードを入力します。

2階席に案内いただきました。

メニュー

注文用紙にある海鮮丼のネタの種類、シャリの種類、汁物の種類を選択して注文します。

海鮮丼が届きました。

とても綺麗でインスタ映えする感じです。

お吸い物は、最中の中に具が入っているため、最中の皮をバリバリっと破いてから出汁を注ぎます。

ネタ5種の海鮮丼 2900円、追加のネタでのどぐろ炙り 600円、日本酒グラスで500円、合計4000円(税別)で、ランチとしてはなかなかのお値段ですが、あの空間で、アートのような美しい海鮮丼を食べるという、他ではなかなかできない体験ができるのは良かったです。

私が行った時は、友人、カップル、1人でといずれも20代と思われる若いお客さんばかりでした。
やっぱりインスタ映えするお店として人気なのでしょうね。
外国の方も良い思い出になりそう。

【ティータイム(昼ごはんにも)】金沢市内を一望 三統(さんとう)

香林坊の方から30分ほど歩いて、お散歩がてら、卯辰山の中腹にある三統(さんとう)にお茶しに行きました。

かつては茶懐石の名店だったお店が、先代が亡くなられたことにより閉店。7年ほど前に、先代のふたりの娘さん達により、お店の名前と雰囲気はそのままに、気軽に立ち寄れるお店として再オープンされたとか。

卯辰山の中腹ということで、どれくらい登るのかしら?と思っていたのですが、上り坂は5分もなかったと思います。

地図でいうとこの辺りに↓

階段があり、こちらを登ると道路を道なりに行くより早く着きます。

階段を登りきると着きました。

玄関を入ると、着物を着た女将さんが席まで案内くださいました。
中庭をのぞむ通路を抜けて・・・

奥の部屋へ。

うわ~、こんな金沢市内を一望の個室を1人で使わせていただいて良いのですか!?という感じでした。

窓からの景色。

金沢城も見えます。

メニューは、予約制の会席料理もありますが、

お昼ごはんは食べた後だったため、喫茶メニュー目当てでした。
和洋揃っています。

抹茶白玉ぜんざいとコーヒーを注文しました。

まだまだ暑い時期で、坂を上ってきた後だったこともあり、アイスクリームのひんやり感とぜんざいの甘さが染みて、とても美味しかった。

金沢の街並みを眺めながら、しばしぼぉ~っとして、とても癒されました。
ここまで歩いてきた価値がありました。

女将さんの接客も暖かく、だけど着物をぱりっと着こなす気品あふれる感じもあり、素敵でした。
次回は、ぜひ予約して昼会席膳をいただきたいです。

金沢市内をのぞむ個室は2室、あとは続き間にいくつかテーブル席があります。

ひがし茶屋街にも近いのでセットで周ることもできます。

【ティータイム】兼六園で優雅なひととき 時雨亭

3日目に、ホテルをチェックアウトする前に兼六園へ散歩へ行ったのですが、その際に見かけて立ち寄ってみたのが時雨亭
庭園を眺めながら、古都 金沢ならではのゆったりしたとても優雅な時間を過ごすことができました。

メニューは、煎茶310円とお抹茶720円の2種類で、どちらも生菓子付きです。
受け付けを済ませると、待ち合いで待つように言われます。
こちらの待ち合いが十分に立派なお部屋なので、こちらでお茶を頂くのかと思い、庭園側の眺めの良い席を陣取りましたが・・・

こちらは本当に待合室だったようで、しばらくして着物を着た係の方が「ご準備ができましたので、お部屋に案内します」と声をかけられ、待ち合いにいた10名ほどの人たちと供に別室へ移動しました。

椅子席とお座敷と両方が準備されており、1人なので、遠慮して椅子席のかなり端っこの席にしました。

だけど、この席は、正面の床の間の「平常心是れ道なり」という言葉を眺めながらお茶を飲むことができて良かったです(笑)

お抹茶と生上菓子が届きました。
お菓子と器についての説明もありました。

お茶を飲み終わる頃に障子が開けられ、飲み終えた人から庭園や室内の見学を始めます。

兼六園の入場料は別途必要ですが、お茶1杯でこんなに優雅な時間が過ごせるなんて。
とても良い経験になりました!

この日は日曜日でしたが、営業開始時間の9時をちょっと過ぎた頃に行き初回の時間だったこともあり、席が半分近く空くくらいの10名ほどの人数で、ゆっくりできました。

【朝ごはん(昼ごはんやティータイムにも)】喫茶メルツバウ

2日目の朝は、喫茶メルツバウへ朝ごはんを食べに行きました。

おしゃれでちょっと個性的な喫茶店です。

席のど真ん中にインコさんが鎮座されていました。

モーニングメニューがかなり充実しています。

ご飯をはさんで右がカレー、左がハヤシの、ミギカレーセットが人気のようですが、とりあえずカレーのみのセットにしました。セットメニューとして、ヨーグルト、きゅうり、ゆで卵、カレー、ジャム、小倉が選べるのですが、ヨーグルトを選びました。

朝からでもするする食べられるカレーで、美味しかったです。

土曜日の朝でしたが、地元のおじいさん達、観光客など、次から次へお客さんがやってきて、皆から愛されている喫茶店というのが伝わってきました。

すぐ近くに尾山神社があり、その奥は金沢城公園につながっていますので、朝のお散歩コースにもピッタリだと思います。

 

 

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