C’est beau la vie.  Life is Beautiful.  人生は美しい。

秩父旅~三峯神社で御眷属拝借~

10/11(金)~2泊で関東方面へ行って来ました。
そのうち、最初の1泊は秩父で、秩父三社巡りを中心に2日間初めての秩父観光をしました。
今回は、この旅の一番の目的だった三峯神社についてご紹介します。

スポンサーリンク

三峯神社までの道のり

元々の旅のきっかけは東京でのコンサート鑑賞で、当初は東京に2泊する予定でした。
川越在住のYちゃんと都内をぶらぶらするというプランだったのですが、Yちゃんが初日の金曜日も有給取れることになったということで、Yちゃんオススメの三峯神社に行くことにしました。
実は、三峯神社を知ったのは割と最近だったのですが、御眷属拝借の記事などがやたら目についてとても気になっていたので、Yちゃんから三峯神社へのお誘いがあった時は、キターーー!!と思って、即、乗ったのでした。

ちなみに、なぜ金曜日に有給取れたから三峯神社かというと、Yちゃんは何度か三峯神社を訪れていますが、土日はバス車内も三峯神社への道路もとても混雑して大変だからということです。
特に、三峯神社神社への道は、途中から山の一本道になるため、駐車場の空き待ちの車がずっと下の方まで続いて全く動けない状態になるとのこと。
一度、あまりにも動かなくなったので、バスの乗客全員が途中で下車して歩いて三峯神社に向かったとか。その方が断然早く、参拝して戻ってきても、車の列はほとんど進んでいなかったとか。

御眷属拝借については、三峯神社の公式サイトでは、下記のように説明されています。

三峯神社の神様のお使い(神様の霊力を受け、神様と同じ働きをするとして仰がれる動物)はオオカミです。日本武尊の道案内をされ、その勇猛、忠実さから、当社の使い神に定められたと伝えられています。

またオオカミとは、三峯山の不思議な霊気を言うと古書にも見え、大口真神(親しみを込めてお犬様、ご神犬、御眷属様とも呼ばれる)は、あらゆるものを祓い清め、さまざまな災いを除くと言われます。

古くからこの御眷属様を御神札として1年間拝借し、地域の、或いは一家のご守護を祈る事が行われています。これを御眷属拝借と呼び、火難盗難除、諸難除の霊験あらたかです。

御眷属を拝借されて一家の無事息災をお祈りください。

三峯神社の眷属(神様のお使い)であるオオカミさんを公式に1年間お借りすることができるという、とても珍しい御祈祷です。
私のネット&X調べのクチコミとしては、御眷属拝借した後に、

  • ペットが背後に向かって反応した
  • 部屋の空気が明らかに変わった
  • 夜中に必ず目を覚ましていたが、朝までぐっすり眠れるようになった

などの声を見かけました。
本当にオオカミさんが来てくださるようで・・・

そして、5000円で購入する最強のお守りという言葉を見かけましたが、オオカミさんが強力に守護してくださるようです。
御眷属拝借の祈祷の後に頂くお札には、火防之神璽・盗賊除神璽というものも入っているようで、肉じゃがを火にかけっぱなしにしていることに気付いて慌てて出先から戻ったことがあったり、住んでいるマンションで10年くらい前に白昼堂々とベランダからの窃盗があったということを聞いた私には、とても心強いものになりそうです。

そうして行くことになった三峯神社ですが、名古屋からは遠い道のりです・・・
1日目の移動は下記の通り。

7:13発の新幹線に乗り、最終的に三峯神社に到着したのは、12:50のため、5時間半強の移動時間です💦

そして、東京駅で地下鉄丸ノ内線へ、池袋駅で西武鉄道へという、巨大駅での10分前後での乗り換えは、少しでも迷ったら間に合わないのでかなりプレッシャーで、無事、特急ちちぶに乗り込むまでは気が抜けませんでした。

そして、無事に乗り込んだ特急ちちぶは、ラビューという展望型車両で、とても快適でした。

2列目の座席にしたのですが、出発時にはこの通り前方に窓枠が視界を遮る形になります。

でも、途中、飯能駅でスイッチバックで進行方向が前後入れ替わるので、座席を回転させます。
回転後は、2列目など偶数席は窓枠がなく、視界は全面大きなガラス窓の状態になります。
といっても、川越に住むYちゃんとは所沢駅で合流し、その後ずっと喋っていたので、景色はほとんど見ていませんでしたが(笑)

西武秩父駅に着いてからも気は抜けません。
特急電車は三峯神社行のバスの出発時刻の約40分前に到着しますが、三峯神社に向かう人はすぐにバス停に移動するため、既に行列ができていました。

そのため、すぐに列に並んで、Yちゃんと交代で西武秩父駅隣接の施設でお土産みたり、お手洗い行ったりしました。
西武秩父駅から三峯神社まで1時間半近くの乗車になり、1人旅の場合は、交代でお手洗いに行くこともできないので、なかなか厳しいなぁと思いました・・・

ちなみに、帰りのバスも30分以上前から行列ができていたため、早めに並びました。
座席に座れない場合は、1時間半近く山道を走るバスで立ちっぱなしです。それはちょっとこの年齢ではキツいので避けたいところです。
平日なのに、三峯神社、すごい人気です。

ただ、道の方は全く混んでおらずスムーズに三峯神社まで到着しました。
やはり平日に行くべきですね。

三峯神社に到着 まずは大島屋でランチ

到着したのは12:50頃でしたので、まず、三ツ鳥居前にある大島屋さんで、秩父名物の「わらじとんかつ丼」を食べました。

大きなカツが2枚も!
1枚目を食べないとご飯に到達できないと思って、一生懸命1枚目を食べましたが、どうやら丼を蓋をお皿代わりに使ってカツをよければ良いようでした。
甘めのタレが十分染みていて、とても美味しかったです。
ビールが飲みたかったのですが、帰りも山道をぐるぐる下っていくことを思うと厳しいので、ノンアルコールビールにしました。

店内は庶民的な食堂という風情ですが

外には絶景のテラス席があります!

テラス席が空くことを待つこともできましたが、帰りのバスの時間もありますし、屋内席では一番窓際の座敷席が空いていたのでそちらに座りました。

御眷属拝借

ランチの後は、三ツ鳥居をくぐり、本殿の方に向かいました。

両脇にはオオカミさんが。

境内図はこのようになっています。→Link

鳥居をくぐった後、参道をまっすぐ進むと、日本武尊(ヤマトタケル)像があります。

三峯神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が国生みの神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりと言われているとのことで、とても由緒が古いです。
日本武尊をオオカミが案内したため、眷属がオオカミとなっているとか。

左側にはとても立派な随身門が。

こちらをくぐり本殿に向かいますが。門をこえると、一層空気がピリリと引き締まったような神聖さを感じられます。
分かりやすく誰にでも感じられる空気の違いなので、それが三峯神社の人気にもつながっているのでしょうか。

本殿に到着しました。参拝の列ができていました。

とりあえずは祈祷にどれくらいの待ち時間があるか分からないため、先に、祈祷の申し込みのために社務所へ向かいました。

受け付けの方から、御眷属拝借についての説明があり、今回授与頂いたお札は1年以内に返納が必要で、その際に再度御眷属拝借の祈祷を受けて新しいお札を頂く必要があるとのこと。
私は距離的に毎年参拝することは難しく、事前に調べていて、郵送での返納も可能という情報があったため、「郵送でも良いですか?」ときいたところ、郵送で問題ないとのことでした。
また、新しくお札を頂くのではなく、返却のみでも良いのか?と質問したところ、「そういうおつもりであれば、今回は御眷属拝借ではなく、他の御祈祷を受けられた方が良いかと思います」ということで、これは一生継続し続けなければいけないのか!?と、一瞬悩みましたが、せっかくここまで来たのだし、御眷属拝借も大きな目的だったため、そのまま御眷属拝借で申し込みしました。

実際は、1年または数年で返却している方もみかけるため、一度拝借したら一生継続しなければいけない訳ではないようで、「1年間だけちょっとお試しで」という軽々しい気持ちでは困るということなのだと思います。

祈祷は10分後から始まる予定でしたので、社務所の隣にある宿坊の興雲閣ロビーの待ち合い所で待ちました。
放送で呼び出しがかかり、本殿に向かいます。
呼び出しでは、市町村までの住所と氏名が言われますが、私の住所・名前が呼ばれた際に、後ろを歩いている団体さんが「へぇ、名古屋から来てる人がいるんだ~」と呟いていました。
ネットなどを見ている限りは、全国各地から訪れているようですが、今回参列した方たちは全員関東からのようでしたので、関東以外からわざわざ参拝するのは少数ではありそうです。

大きな神社では、本殿とは別に拝殿・祈祷殿があり、そこで祈祷を受けることが多いと思いますが、三峯神社は本殿で祈祷が行われました。
そのため、今回は祈祷を受けなかったYちゃんが待っている間、本殿に参拝したらちょうど私が正面に座っていたということで、写真を撮ってくれていました(笑)


2列目、中央右寄りに座っているのがワタシです・・・

祈祷の最後には、再度、住所と氏名で1人ずつ呼ばれ、神職の方から榊を受け取り、玉串礼拝を行いました。
玉串礼拝をほとんど行ったことがないので焦りました。
神職の方の説明もガン聞き、最初に玉串礼拝を行った人をガン見し、緊張しながら行いましたが、事前に予習していくと余裕を持ってのぞめるかもしれません。
廣田神社 | 神祭りの方法 | 玉串拝礼 (hirotahonsya.or.jp)

玉串礼拝が終わった人から荷物を持って退室し、途中の社務所でお下がりを頂きます。
御眷属拝借の場合は、こちらの一式になります(公式サイトからの拝借画像)

全てのお札が上画像右端の眷属箱の木箱に入った状態で授与されます。

こちらは、お宮の代わりになるもので、息をするための穴も開いています。

御祈祷神璽・火防之神璽・盗賊除神璽は、場所があれば玄関に貼りますが、眷属箱に入れたままでも良いです。

継続時は、中のお札のみ交換になりますので、初回の祈祷時のみ眷属箱の料金 2000円が別途かかります。

眷属箱やお札の祀り方については、受付時に詳しい方法を記載した紙を頂けます。
神棚とかないし、簡易的な形で良いか・・・と思いつつ、やはり色々気になって本格的にお祀りしています。
榊を入れたり、お供え物を置く器は全て100均で揃えました💦

神棚代わりのウォールシェルフも購入したのですが、この突っ張り棚の一番上が空いたままで、方角も東向きになっているし(一般的に神棚やお札は南向きか東向きに祀る必要がある)、高さもちょうど良いので(目線より上である必要がありますが、お供え物を交換するのに無理なく手が届く高さ)、こちらに祀ることにしました。
正しくは、左右に氏神様など神社のお札をお祀りする必要がありますが・・・

三峯神社 その他の見どころ

最初に掲載した境内図のように、三峯神社の境内には色々なスポットがあります。
日本武尊の像の近くには、遥拝殿があり、下界が一望できるとともに、三峯神社奥宮を遥拝しています。

随身門の向かいの階段を登ったところにあります。

そして、三峯神社に行く数日前に読んだ本でたまたま知ったのですが、今年も辰年ですが、その前の12年前の辰年の2012年に、境内の石畳に龍の模様が現れたとのこと。とても不思議な話で、ぜひ見なければと思っていました。
本殿のお賽銭箱の向かって左手側あたりにありました。

そして、下調べ不足・・・!
お仮屋神社(おかりやじんじゃ)という御眷属のオオカミさんをおまつりする神社があり、御眷属拝借をする場合は、こちらに挨拶しておくと良いとか。
次回、継続時に参拝した際は必ずご挨拶するようにします・・・

三峯神社 御眷属拝借まとめ

三峯神社、とても遠かったですが、本当に参拝できて良かったです。
今まで行った場所では、吉野山の金峯神社、鞍馬寺と貴船神社、室生龍穴神社と室生寺、高野山、熊野本宮大社、久遠寺など、昔の人にとっては何日も山の中を歩き続けてやっとたどり着けるような場所で、かつ元々は他の山奥と変わらない場所なのに、なぜこの場所が選ばれたのだろう??と思いを巡らしたりするのですが、三峯神社もまさにそんな場所でした。
やっぱり、何か特別な場所なのだろうなと思います。

御眷属拝借は、受付時に、返却前提なのであれば他の祈祷にした方がいいと言われてとても迷ったものの、今はできる限り1年ごとにお札を交換して継続できればと思っています。
事前に見たクチコミのように、部屋の空気が変わったように感じたり、夜中に目が覚めることが無くなったということはないですが、強力に守護してもらえているという安心感があります。

毎年参拝して祈祷を受けてお札を交換することは難しいですが、たまには直接参拝できればと思っています。
あと、次回行くなら、宿坊の興雲閣に宿泊して、奥宮にも参拝したいですね。
今回も最初は興雲閣に宿泊することを考えていたのですが、空室が無かったのでした。
念のため、翌日の10/12(土)では空きがあるのか確認したところ、土曜日は12月末まで満室のこと。
すごく人気あるのですね~
奥宮は登拝できる時期が決まっていて、2日前の10/9に閉山していたのでした。

また次回参拝するときを楽しみにしています。

スポンサーリンク