8/22-8/24と2泊3日で高野山へ行って来ました。
全行程はこのようになっています。
今回は、主に清浄心院での精進料理ランチと護摩行についてです。
清浄心院 精進料理
奥之院の10:30からの生身供を見学した後、
一の橋ルートを下って、一の橋入口すぐにある清浄心院を訪れました。
12時から精進料理を予約していました。
また、精進料理を頂いた後、毎日13時から行われている護摩行に参加してきました。
精進料理は、こちらの高野山宿坊協会のHPより申し込みをしました。
寺院に直接予約することも可能だと思います。
金曜日で平日だったため、全ての宿坊がランチ対応しているか不明だったのと、予算に応じて手配してもらえるため、こちらの宿坊協会の方にお任せしました。
メールでの対応もとても迅速でした。
案内頂いたのは、1人なのに、広くて立派な個室!
お庭をのぞむことができます。
こちらは行けの向こうから、使用させて頂いた和室の方を見たところですが、大きな建物で2階が宿坊の宿泊部屋になっているのかなと思いました。
3,750円の二の膳を頂きました。
脇には、お櫃のご飯、お茶、追加注文した日本酒がセットされています。
護摩木と説明も置かれていました。
宿泊者とランチ利用者は無料で護摩木を頂いて参加できるようです。
いずれも利用しない場合でも1000円にて参加できます。
清浄心院の精進料理は、ミシュラン1つ星取得の「味吉兆」監修ということで、とても美味しかったです。
一見普通の酢の物に見えてミョウガのアクセントが効いていたり、普通のお浸しに見えて柚子の皮が散らしてあったり、お出汁の味が良く、料亭の味という感じでした。
そして、やはり高野山で食べる護摩豆腐はとても美味しい。
護摩行の体験費用1000円を差し引くと、実質3000円くらいになると思うと、お得な気もします。
個室なので、苦手な正座で無理はせず足はくずて、リラックスして頂くことができました。
20分ほどで食べ終わった後、護摩行の時間までの30分以上ある時間をこちらの和室で過ごさせてもらい、扇風機で涼みながらとてもゆっくり過ごせました。贅沢な時間でした。
清浄心院 護摩行
護摩行は鳳凰奏殿で行われました。
全体で1時間ほどかかり、儀式が始まり火を焚き始めてから
30分後くらいに、参加者が1~2組ずつ、自分の護摩木を直接火に投げ入れます。
その後、薪木を足して更に火が大きくなり、
徐々に火が小さくなり、消化。
係の女性が、一人一人に「本日は、住職がこちらに降りて来られてご加持(かじ)を授けて頂けますので、声をかけましたら、前方の椅子に詰めてお座りください」と説明して回られました。
ご加持って何??と思ったのですが、最後に参加者が横1列に座り、護摩行をされた僧侶の方が後ろに来られて、一人一人に真言を唱えながら鈴をお祓いのように頭上でシャンシャンと何回か鳴らされました。
信者の方か、慣れている方は一緒にその真言を唱えて、大合唱のような響きになりました。
おお、なんだか分からないけど、ありがてぇ~、来て良かった~!と思いました。
ご加持の部分はありませんが、かなり短くまとめたダイジェスト版動画になります↓
お寺で護摩木を見つけると、かなりの確率で護摩木に記入して納めてくるのですが、実際に護摩木を焚いているところを見てみたいと思っていたので、最初から最後まで見学でき、また自分の護摩木を火に投げ入れるという体験をした上にご加持まで頂いちゃって、とても満足な体験となりました。
金剛峰寺、壇上伽藍
清浄心院を出た後は、奥之院に並ぶ高野山主要スポットである、金剛峰寺と壇上伽藍へ行きました。
といっても、8月下旬でまだ暑い盛り。高野山は標高の高い場所にあり、朝晩はそれなりに涼しくても、日中の太陽が出ている間は変わらない暑さで、各観光はショートバージョンという感じで金剛峰寺は外観だけ見て入館はせず。
壇上伽藍の代表的な建物・根本大塔は建物だけの画像しか見たことなかったため、想像の倍以上はある大きな建物で驚きました。
人が写っているもの↓
内部は、胎蔵界の大日如来を中心に、周囲に金剛界の四仏(阿閦如来、宝生如来、観自在王如来、不空成就如来)が、さらに周囲を同じく金剛界の十六菩薩が描かれた柱が囲むという立体曼荼羅となっています。
外の器が大きいだけに、一体一体の仏像がかなり大きく、とても迫力のある立体曼荼羅でした。