2月上旬に和歌山県橋本市の温泉施設「ゆの里」に併設する「このの」に宿泊してきました。
和歌山県橋本市神野々の天然温泉「ゆの里」公式ホームページです。昭和62年の創業以来、お水への感謝の気持ちを忘れずにスタッ…
ゆの里は高野山にある「金水」「銀水」「銅水」の3種の銘泉が湧く地にある日帰り温泉施設です。
この金水と銀水をブレンドしたミネラルウォーター「月のしずく」を初めて飲んだ時、あまりのまろやかさに驚きました。
仕事中にカリカリしていた時に何気なく口にしたら、ふーっと一瞬身体が緩むような感覚だったので、仕事中に飲むようにしています(笑)
評判通り、とても良いお水なんだなぁと温泉もとても気になったので、去年、高野山に行った帰りに日帰り温泉施設に立ち寄ってみました。
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その際にとてもリラックスできて良い温泉だったので、ぜひこれは、このお湯を堪能しにゆっくり宿泊で来たいと思ったのでした。
宿泊施設「このの」
「ゆの里」へはJR/南海電鉄の橋本駅からシャトルバスが出ています。
併設の宿泊施設「このの」は、南欧風の綺麗な建物です。
館内の案内
日帰り温泉施設「ゆの里」の建物とは直結しておりませんが、徒歩30分くらいのすぐ近くにあります。
宿泊者用の通路があります。
こちらは「ゆの里」宿泊者入口側から見た「このの」▼
「このの」と日帰り温泉施設「ゆの里」の間の道路を少し上がると、「神野々麦酒醸造所」という「ゆの里」のお水を使ったクラフトビール醸造所があります。生ビール&軽食を楽しめるビアパブ「Konono BEER STOP」も併設しています。
「えーっ、こんな素敵な所があるなんて、前回全然気づかなかったぁ~」と思ったのですが、前回高野山の帰りに訪れたのが2024年8月で、この「神野々麦酒醸造所」がオープンしたのは2024年12月で、まだオープンして間もないようでした。
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この時は営業が18時までで、温泉に入ったり「このの館内」を散策していたらあっという間に時間が過ぎて「神野々麦酒醸造所」には行けなかったのですが、2024年3月からは21時までの営業になるそうです。これはぜひ次回はお風呂上りに1杯飲みに行きたい!
「神野々麦酒醸造所」のクラフトビールは、「ゆの里」の売店や「このの」のフロントで瓶のものが購入できるので、お部屋で飲みましたが、とっても美味しかったです。
エントランスを入って、フロントはこのような感じです。
奥にあるのはイタリアンレストランで、朝は朝食会場になります。
「ゆの里」の売店よりは小規模になりますが、フロントでも「ゆの里」の商品がひととおり購入できます。
フロント脇には、図書コーナーと「月のしずく」が自由に飲めるウォーターサーバーがありました。
お部屋
今回、友人と行ったのですが、それぞれシングルのお部屋に宿泊しました。
1人朝食付き8800円で、シングルでもツインでも1人あたりの価格は同じです。
「このの」は全18室で小規模ということもあるのですが、「ゆの里」は人気があるため、週末は先の日程まで埋まっています。友人と日程調整している間にも、どんどん埋まっていったのでした。
シングルのお部屋の入口から見たところ▼
ベッドの奥に畳のスペースもあり、広々としたシングルです。
ベッドの上には、作務衣のような部屋着とタオル類が置かれています。
温泉施設「ゆの里」へはこの部屋着を着て入館できます。この時期はまだまだ寒かったですが「このの」の玄関に貸し出し用の半纏(はんてん)が置いてあるので、しっかり防寒できます。
タオルは「このの」内の温泉浴場に入る際に持参します。
「ゆの里」は、宿泊者用のチケットで何回でも入館できるのですが、受付で入館手続きをする都度、新しいタオルセットを貸し出ししてくれます。
冷蔵庫や湯沸かしポットなど一通りそろっています。
館内に自動販売機はありませんが(「ゆの里」にはあり)、23時までであればフロントでアルコール類を購入できます!(大事)
また、嬉しかったのが、「月のしずく」500mlと「金水」2Lのペットボトルが置いてあったこと。
湯沸かしポット用に使用しても十分な量です。
ベランダ▼
すぐ目の前は駐車場ですが、高野山などのぞめる長閑な景色です。
温泉
「このの」に宿泊する最大のメリットは、宿泊者専用の温泉施設です。
1階の奥に大浴場があります。夜と朝で、男湯と女湯が入れ替わります。
※公式サイトより
2つの浴槽があり、入って左側が「金水」「銀水」をミックスした「月のしずく」風呂。
右側は、その「金水」「銀水」にもうひとつの鉱泉水「銅水」を加えた宿泊客だけの特別ブレンド風呂ということです。
日帰り温泉施設「ゆの里」には「金水」「銀水」をミックスしたお風呂はありますが、「銅水」がブレンドされているお風呂は「このの」の浴場のみです。
確かに、この2つの浴槽の湯あたりが違い、「銅水」がブレンドされている方がよりまろやかな感じでした。
初めて「月のしずく」を飲んだ時に、そのまろやかさに驚いたのですが、入浴しても肌でまろやかさを感じられて、本当に「ゆの里」のお水は特別なんだなと思いました。
朝食
直食はフロント奥にある、夜はイタリアンレストランとなるスペースにて頂きます。
「ゆの里」のレストランもそうですが、「月のしずく」と無菌の地下水「金水」「銀水」で調理され、「ゆの里ファーム」で収穫された無農薬野菜をできるだけ取り入れているということです。
それもあり、どのおかずもとても美味しかったです。
釜炊きご飯もつやっつや。
日帰り温泉施設「ゆの里」
宿泊施設「このの」の宿泊者専用の温泉浴場は19時から利用が可能ですので、その前の時間帯は日帰り温泉施設「ゆの里」を利用します。
チェックイン日の終日とチェックアウト日午前中まで利用することが可能です。
「このの」のフロントにてチェックイン時に利用券がもらえますので、こちらがフリーパスとなるため「ゆの里」受付に提示すれば入館できますし、その都度新しいタオルセットを渡してもらえます。
こちらは1階のロビーです。
受付隣には売店があります。
「ゆの里」のオリジナル商品以外にも、セレクトされたセンスの良い商品が揃います。
私が購入した商品はこちら▼
左から、「神野々麦酒醸造所」(「ゆの里」のお水を使ったクラフトビール醸造所)のクラフトビール。
「ゆの里」のお水でつくった日本酒「天乃舞」。
吉野の旅館「歌藤(かとう)」のくず餅(従業員の方曰く、売店のバイヤー担当の方イチオシ商品とのことです。そのバイヤーさんご本人のお話も聞きましたが、最初に食べて美味しくてビックリして絶対仕入れたい!と思ったとのこと。確かに、ぷるっぷる・モチモチで美味しかったです。)
「ゆの里」のお水でつくった胡麻とうふ(胡麻の風味が強くて美味しいです。中の袋を開封後1~2日以内に食べきることをオススメします。ぷるぷる食感を楽しめます)
受付横には、「ゆの里」のお水が飲み放題のコーナーがあります!
1階にはカフェもあります。
常に手作りパンの焼ける良い匂いが漂っていました。
カフェのお向かいは、ゆの里の金水をポリタンクで無料で持ち帰ることができるコーナーがあります。
地元の方が次から次へと汲んでいかれていました。地元の方が羨ましい✨
2階に男湯・女湯とあります。
大浴場入り口の向かいは、エステサロンになっています。
宿泊したお部屋に置いてあった案内を見ると、一般的な価格よりとてもリーズナブルな価格設定だと思いました。
今回は時間の都合の受けなかったけれども、次回は何かしらのエステのメニューを受けてみたいですね。
3階にはお食事処があります。
今回、一緒に行った友人がアルコールを飲まないため、先ずは友人と一緒にこの食事処でノンアルコールで鯛茶漬けを食べてから、「このの」の宿泊者用温泉に入った後、1人でまた食事処で一杯したのでした。
この1人で一杯ひっかけた時は、「ゆの里」のお水で作った刺身こんにゃくと「どぶろく」
あとは、天ぷらの盛り合わせを注文しました。
「どぶろく」は去年8月に日帰りで立ち寄った際に飲んでとても美味しかったので、また飲んでみたかったのです。
刺身こんにゃくは、とろとろした感じでスーパーの刺身こんにゃくとは全く違う美味しさ。
天ぷら盛り合わせも海老が3本もある上に、さすが自家農園の野菜だけあって、野菜もどれも歯ごたえがあり美味しかったです。
今回の私の注文は単品ばかりになりましたが、松花堂弁当やゆの里御膳、美肌御膳など、様々な定食やセットがあり、どれも美味しそうでとても迷います。
4階にはリラクゼーションコーナーがあります。
前回訪れた際にとても気に入ったのがヒーリングルーム。
リラクゼーションコーナーには有料のマッサージのお店もありますが、こちらのヒーリングサロンは無料です。
温泉水のミストが部屋全体を包んでおり、ヒーリングミュージックが流れています。
綺麗な音楽というより、機械音のようなガチめなヒーリングミュージックです。
普段はこういう休憩室で寝てしまうことはあまりないのですが、前回はすぐに深い眠りに陥ったので、ここすごいかも!?と思ったのでした。
今回もたくさん利用させていただきました。
「ゆの里」まとめ
一緒に行った友人とも言っていたのですが、「ゆの里」は総じて本当に良い施設でした。
元々、「ゆの里」のミネラルウォーターを飲んで、そのまろやかさは知っていたのですが、温泉もその柔らかさ、肌あたりの良さに驚きました。
特に「このの」の方にだけある、銅水をブレンドしたお湯はとてもまろやかでした。
2種類の浴槽があり、「金水」「銀水」の2種類ブレンドのお湯も十分まろやかですが、「金水」「銀水「銅水」の3種類ブレンドとなると、更にまろやかさを感じられ、違いが感じられるたのも良い経験でした。
そして、「ゆの里」のお食事も、「このの」の朝食も、何を食べても美味しかったです。特に、「どぶろく」やビール、刺身や胡麻豆腐など、「ゆの里」のお水を使用したメニューは格別ですし、「ゆの里ファーム」で育てられた有機・無農薬のもの中心だけに、野菜も新鮮で歯ごたえが良かったです。
従業員の方々の接客も良かったですし、滞在したら確実に心身共にリフレッシュかつバージョンアップできる場所だと思いました。