C’est beau la vie.  Life is Beautiful.  人生は美しい。

那覇 龍神伝説巡り(シェアサイクル大活用)

1/24(金)~1/27(月)の沖縄旅、リゾートエリアのオン・ザ・ビーチホテルでだらだら過ごしたことのみでクローズしようかと思いましたが、最近、神社好きの方からコメント頂いたので、1-2日目の怪しめの(笑)話も書いてみようと思います。

とある本を読んで、2日目1/25午後に那覇空港で香港在住の友人と合流するまでの約1日半、那覇の龍神巡りをしたのでした。
この本で初めて知ったのですが、沖縄の龍神伝説というのは昔から言い伝えられていて、こちらのブログなどでも紹介されています(詳細はこちらを・・・)。
沖縄の龍神伝説 知っておきたい龍の王様とアマテラスの関係を解説!

そして、今回初めて参拝した那覇市にある沖宮のパンフレット?略記にも、琉球に初めて降り立ったとされる神様のことが記載されています。

今回、上の画像で矢印で示している、父龍・母龍・長男龍・三男龍が祀られている御嶽(うたき)を周ってきました。
那覇市と言えば、大手企業の支社が建ち並ぶ丸ノ内的なエリアもあるし、一般的な県庁所在地の都市とほぼ同じという認識で、いつも中部・北部のリゾートエリアに直行という感じでした。
しかし、今回、那覇市にこんな所が!という場所の連続で、かなり新しい発見でした。

そして、ペーパードライバーの私は、今回も自転車(シェアサイクル)を駆使して周ったのでした(笑)

スポンサーリンク

天龍大御神(父龍)

1日目の11頃に那覇空港に到着し、その後ホテルに荷物預けたりした後、午後の半日で父龍→母龍→長男龍→三男龍と周りました。
次男龍が抜けているのですが、時間的に難しかったため、干支の守り神である三男龍の方を優先したのでした。

父龍・母龍・長男龍はそれなりに近い場所にありますので、この3つをシェアサイクルで周りました。
ゆいレールの美栄橋駅で降り、最初は雨がポツポツしていたため、自転車は諦めて徒歩で向かっていたのですが、じょじょに雨がやんできたため、とまりん近くのポートでレンタルしました。

那覇市ではHello Cyclingがポート数が多いようなので、Hello Cyclingを利用しました。
美栄橋駅周辺にいくつかポートがありましたので、返却はもっと駅近くのポートに返却しました。

この辺り、まだまだ大都会で、「本当に最初の龍神が降り立ったという御嶽があるの!?」という雰囲気でしたが・・・
徐々に住宅街の雰囲気となっていき、GoogleMapの指示に従って、マンション隣の坂を上がっていくと、「一礼して入場しましょう」という立て札があり、事前にネットで見ていた風景と同じため「おお、ここだ!」と思いました。

その立て札の背後には手水舎のような湧水がありました。

そして、さらにその背後に天龍大御神の石碑がありました。

岩をくり抜いた場所に石碑が置かれ、その周りをガジュマルの木の根が覆っています。

さっきまで自転車で走っていた国道58号線の喧騒が信じられないような、とても静かで厳かで、神聖さを感じずにはいられない場所でした。

天久臣乙女王神(母龍)

天久臣乙女王神(母龍)の場所は、父龍の場所から徒歩7~8分ほど、自転車なら2~3分といった所にあります。
父龍の場所と同じような感じで、住宅街の道路からマンション脇の小道を除くと、御嶽の一部が見えます。

最初に見えた所は、崎樋川(サチヒジャー)の拝所というそうです。
なんだかか迫力のある岩?の壁です。

その真後ろに天久臣乙女王神(母龍)の石碑がありました。

母龍の御嶽も、父龍の御嶽同様に、那覇市の喧騒とは別世界で、自然を強く感じる神聖な場所でした。

天風龍大神(長男龍)

父龍と母龍からは、天風龍大神・天火龍大神・天水龍大神の三兄弟の龍が産まれたとされており、長男の天風龍大神の御嶽も父龍・母龍の御嶽から近くにあります。

こちらは恵比寿神社の敷地内にあるのですが、父龍・母龍の場所よりも、こちらが一番たどり着くのに時間がかかりました💦

恵比寿神社の鳥居正面の下にある階段は閉鎖されていて、周辺をぐるぐるした結果、ファミリーマート安謝恵比寿神社前店の裏側にあるアスファルトの坂道から鳥居脇に辿り着きました。

GoogleMapの案内では最初にこの道の方にたどり着き、上の画像の雰囲気ゆえに「この道は違うのでは・・・?」と他の道を探したのですが、素直GoogleMapに従うべきでした💦

恵比寿神社の拝殿裏に色々な神様が祀られている場所がありました。

その中に天風龍大神(長男龍)の石碑もあります。

そして、ここでお会いしたかったのが、地の長老様。

沖縄では、天・地・底を守る3人の長老様がいると言われ、こちらの長老様は地をご担当とのことで。
翌日行った沖宮では、天を守る長老様が鎮座されていました。
底を守る長老様の像は残っていないそうです。
文字だけの石碑が多い中で、長老様の像のリアルな感じはとても迫力がありました。

長男龍石碑越しの地の長老様▼

天水龍大神(三男龍)

次は三男の天水龍大神の所へ。
沖縄では干支を重視するということで、前出の沖宮の略記にも、どの神様がどの干支の守り神様かが( )内に記載されています。

私の干支は寅ですが、寅の守り神が天水龍大神なので、ここは外せないと思っていたのです。

その場所は、有名な首里城のすぐ近くの上の毛(いーぬもう)公園内にありました。

その中のアカス森(アカスムイ)と言われるエリアにあります。
今までの龍神さまは立派な石碑がありましたが、天水龍大神の御嶽は・・・

このブロックのような四角い石だけだそうです。

元々、那覇の龍神巡りきっかけとなった本やネットの情報によって知っていたため、すぐに分かりました。

GoogleMapの案内に従えば、問題なくたどり着けると思います。

 


この場所は首里城の近く、または首里公園の一部のような所なので、せっかくなので首里城も見学してきました。
2019年に火事で焼失して現在復興中ですが、復興作業中の様子を見れるのは今しかできない体験だということもあり。

こちらの奉神門をくぐると

大きな倉庫が建っており、この中で復興作業が行われています。

東のアザナから見た倉庫▼

ガラス窓越しに作業の様子が見学できます。

首里城が火災で燃えてしまった時は、悲しい、沖縄の火が消えたようになってしまうのでは、と思っていましたが、広大な首里公園には他の数多くの遺跡が残っていますし、復興作業が見学できるのも珍しくて相変わらず多くの観光客が訪れていましたし、「どんな新しい首里城ができるのだろう?」ととても希望を感じるような雰囲気で安心しました。

沖宮

2日目午前中に沖宮に行きました。
奥武山公園の中にあり、ゆいレールの駅からも近く、アクセス良いです。

天照大御神の沖縄での別名である天受久女龍宮王御神(てんじゅくめりゅうぐうおうおんかみ)様と、前日に御嶽を訪れた天龍大御神(父龍)と天久臣乙女王神(母龍)が御祭神となっています。

綺麗な花に囲まれて、手水舎も南国の雰囲気溢れてて面白い。

本殿でお参りした後は

本殿の脇から上に上がり

ありました!石碑

そして、一旦沖宮からは出て、コミュニティーセンター脇の階段をどんどん登ります。

プールをはさんだ向かいに沖宮が見える所まで上がってきました。

前日に訪れたのは地を守る長老様でしたが、こちらには天を守る長老様がいらっしゃいます。

その近くには、一番最初の神様・宇宙の根源神と言われる天主大御神(アメノミナカヌシ)様もいらっしゃいます。

この場所もGoogle Mapの案内に従えばたどり着けました。

奥武山公園は、沖縄セルラースタジアムや陸上競技場、テニスコートがあり、ジョギングコースにはランナーが走り、一見普通の綺麗な総合運動公園にように見えますが、沖宮以外にも、所々に御嶽と思われる所が見られました。

父龍・母龍の御嶽も、騒々しい幹線道路からそれほど離れていないのに、先ほどまでの喧騒が信じられないくらい神聖な空気が漂う所でしたし、本当に沖縄の圧倒的奥深さを感じました。

那覇はただの都会かと思っていたら、全然そこらの地方都市とは違いました。
龍とか特に興味ない方でも、新しい那覇の一面を知りたい方は、龍神伝説巡りはオススメです。
それぞれの御嶽は、車を停める所を探すのが大変そうな感じでしたが、シェアサイクルのHello Cyclingを活用すれば、駐車場所の心配もなく、それほど時間かけずに周れます!

ちなみに、私が沖縄の龍神伝説を知った「とある本」というのはこちらになります。

スポンサーリンク