下記工程を①青文字 ②赤文字 ③緑文字 の全3回に分けている立山登山ひとり旅。
今回は、最終回の③室堂の雷鳥荘(山小屋)に宿泊編です。
9/9(金) DAY1
東海道新幹線→JR特急しらさぎ→北陸新幹線と乗り継いで富山駅へ。
富山駅からは富山地鉄で立山駅③。
立山駅から徒歩数分のグリーンビュー立山に宿泊。
9/10(土) DAY2
立山駅から、ケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂へ。
雄山に登山。
室堂の雷鳥荘(山小屋)に宿泊。
9/11(土) DAY2
室堂→(ケーブルカー&高原バス)→立山→(地鉄)→富山市でランチ→(北陸新幹線&特急しらさぎ)→名古屋
1回目の立山山麓温泉前泊&室堂への道編はこちら
9/9-9/11の2泊3日の行程で、富山県の立山にソロ登山の旅に行ってきました。 富山市に行くといつも圧巻の立山連峰の景色に圧倒されますが、いつも富山市内から眺めるばかりでした。 [sitecard subtitle=関連記事 url=[…]
2回目の雄山登山編はこちら
下記工程を①青文字 ②赤文字 ③緑文字 の全3回に分けている立山登山ひとり旅。 今回は、旅のメインイベント②赤文字の雄山登山についてです。 9/9(金) DAY1 東海道新幹線→JR特急しらさぎ→北陸新幹線と乗り継いで富山駅へ。 […]
雷鳥荘に宿泊
雄山登山を終えて、ホテル立山の喫茶りんどうで遅い昼食休憩を取った後、この日の宿泊先の雷鳥荘に向かいました。
喫茶りんどうのある室堂ターミナルを出たのは15:45くらい、ここから雷鳥荘は徒歩30分なので、到着予定時刻16:15頃となります。
通常の山小屋だと、遅くとも15時頃には着いているべきなので、これは行動遅すぎですね。
ただ、雷鳥荘は観光客も利用できるような緩めの山小屋なので、とりあえず許容範囲です。
山を登ったところにあるわけではなく、室堂ターミナルから徒歩30分で到着できる場所なので、真っ暗になる前であれば危険なことは無さそうです。
ミクリガ池の方に向かいます。
おお、ここがミクリガ池ですか。
あの池のほとりにある建物まで歩くのね、結構遠いなぁ・・・と思っていたら、室堂ターミナルから徒歩10分のみくりが池温泉でした💦 雷鳥荘はみくりが池温泉から更に徒歩20分ほどです。
みくりが池温泉から10分ほど歩くと、地獄谷に到着。
谷底から火山ガスが吹きあがっていて、まさに地獄谷の名前の通りです。
地獄谷からさらに進み、雷鳥荘が見えてきました。
直線距離ではそこまで遠くありませんが、目の前のこの谷をぐるっと迂回しないといけないのです・・・
これがまたなかなかのアップダウンのある道で、登山後に右ひざが痛くなったので、階段の下りは特に辛い・・・
この雷鳥荘までのアップダウンの激しい道で、2組ほど、「やばいよ、このままだと全然バスに間に合わないよ!」と時計見ながら走っている人たちとすれ違いました。
雄山~大汝山~富士ノ折立~別山と縦走した人たちの登山記でよく見かけたのですが、縦走の場合は雷鳥荘の目の前にある雷鳥平に下るのですが、この雷鳥平から室堂ターミナルが思いのほか遠く、アップダウンも激しくて、無我夢中で走ってなんとか間にあったというのをいくつか読みました。
まさにその状況で、グループの一部の人が先行して走っているところ、一部の人がもう限界に達しているようなバテ方で、この先もまだアップダウンが続くし、多分この人達は16時半の最終バスには間に合わないな・・・と思わされるような感じでした。
最終バスに間に合わなかったらどうなるのだろう?
こんな高地では夜は相当冷え込むし、外に放り出されることはなくて、どこか泊まるところを手配してもらえるものと思いますが。山小屋ではなくて、高級ホテル価格のホテル立山に一人3万円ほど払って泊まらざるを得なかった場合の、突然の出費度合いの方が恐ろしいって思いました。
前もって計画して泊まるなら1人3万円でも何も問題ないのですけど。
そして、雷鳥荘に到着。
チェックインして、女性専用の相部屋に入りました。
6名用のところ、その日は5名での利用ということでしたが、結局4名のみでした。
やはり下段から埋まっていって、16時過ぎという山小屋としては遅い到着時間だっただけに、上段しか空いてなかったのでした。
このハシゴの上り下りは最後まで慣れなかったです。
温泉
まずは、お目当ての温泉に向かいます。
通常の山小屋にはお風呂はないので、山小屋で温泉は初体験です。
あの火山ガスもくもく吹き出る地獄谷のお隣で、辺り一面硫黄臭い場所に建っているので、相当に良い温泉が出ていると思われます。
土曜日の宿泊で、脱衣所も浴室も人が多くて画像は撮れなかったので、公式サイトからの拝借画像を。
男湯・女湯ともに展望風呂があります。
美しい景色を眺めながら、登山で疲れた身体もとても癒されました。
ドライヤーは3台あり、タイミングが良かったのか、待たずに使えました。
以前、大浴場のある山小屋で、ドライヤーが1台のみでかなり順番を待ったことがあるので、ドライヤーが待ち時間少なく使えるかちょっと気になっていたのでした。
館内施設と周辺
夕食までは館内や周辺を散策。
トイレは水洗で綺麗で何不自由ありません。
カフェ風のおしゃれな喫茶室もあります。
喫茶室の隣には自由に使える談話室があります。
玄関を出たところの景色。
自炊で一杯始めてる人たちがいました。楽しそう。
目の前は雷鳥平でキャンプ場となっています。
玄関出て左に少し進むと、地獄谷を一望できるところがあります。
ここに機材を設置して星空撮影をしている人たちもいました。
夕食
夕食は17:30~と18:50~の二部制です。
1人で山小屋に泊まるのは初めてなので、夕食はどんな感じになるのかちょっと心配していたのですが(初めて山小屋に泊まった時に、1人で来ている女性が、夕食の席で周りにグループに囲まれて所在なさげに黙々と食べているのが印象に残っていて・・・)、おひとり様にやさしい配置でした。
TVの前の席が、向かい合う4人掛けの席ではなく、TVに向かって横並びの2人掛けの席となっていて、こちらにお一人様が案内されていました。TV見ながら食べていれば手持無沙汰にならない感じです。
夕食のメニューはこのような感じです。
豚カツやネギトロとメインのような料理が揃っているのに、旅館のような陶板焼きまであります!
お酒も、生ビール、ワイン、日本酒など一通り揃っていました。
専用のカウンターがあるので、そこで飲み物を購入します。
山小屋の夜は早い
夕ご飯の後は談話室で本でも読んでのんびりする?夕食時間後の食堂が使えるなら持ってきたワイン飲もうかな?とか考えていたのですが、登山の疲れと標高の高さなどからか、夕食の生ビール1杯だけでかなりふわーっと酔っぱらってる感じだったので、このままベッドでぐだぐだして早めに就寝することとしました。
通常、山小屋は21時くらいには消灯ですしね。
雷鳥荘は特に消灯時間は無いようですが。
衝撃のお見苦しい絵ですが、ベッドはこんな感じです。
山小屋泊では、次の日の行動着を着るのですが、登山に五本指ソックスは必須だと思っています。
高校生の時、田舎で走るところがたくさんあるからか、マラソン大会が17kmで、これだけの距離を走ると、足の指がすれて皮がむけて、白のソックスの足先が真っ赤に染まっていたのです…
なので、登山や長目のジョギングでは5本指のソックスはいてます。
登山の場合は、この上に一般的なぶ厚い登山用ソックスをはきます。
ザックは足元に置けます。
頭の方にもスペースがあるので、水筒とか並べてました。
21時頃に歯を磨きにいって(水が使えない山小屋も多いので、歯磨きできるのもありがたい)、22時頃には就寝しました。
登山の疲れもあって、よく寝れました。
朝食
翌日は6時頃起床して、朝食へ。
朝食は、なんとビュッフェ形式です。
喫茶室ではセルフ形式でモーニングコーヒーが1杯100円で飲めました。
奥にあるテラス席に行って飲んでみました。
とーっても清々しい朝となりました。
朝の雷鳥荘前の景色。
雷鳥荘前からの眺め
2022/9/11#立山 pic.twitter.com/ahPnNPJOLg— miina (@seborabi_com) September 11, 2022
こんな壮大な大自然に囲まれたところに、水も使えて温泉にも入れて、暖かい料理も食べれて、何不自由なく泊まれるなんてありがたいことです。
何気に、ゴミが捨てられるのもありがたかったです。
ゴミは全て持ち帰りが必要かと思っていたので・・・
ゴミを持ち帰ると荷物が増えますし、疲れて帰ってきたところ、荷物をほどくだけでも大変なのに、ゴミの分別もしないといけないのはちょっと勘弁です。
チェックアウトをして、室堂ターミナルへと向かいました。
地獄谷。
行きは早く雷鳥荘に着かなきゃと、横目に見るだけだった、みくりが池もゆっくり見れました。
みくりが池から湯気が立っているかのように見える雲。
室堂ターミナルから帰路につくための高原バスに乗ります。
帰りのバスからが、剱岳が一番よく見えたかも。
富山駅の氷見きときと寿司でランチ
高原バス→ケーブルカー→地鉄立山線を乗りついで、ランチタイムに間に合うよう富山駅まで戻ってきました。
今回のランチのお目当てはお寿司!
プランAはとやマルシェ内にある「廻る富山湾 すし玉」だったのですが、日曜日のちょうど12時くらいだったこともあり、大行列。
「廻る富山湾 すし玉」のファボーレ店に行ったことあるし・・・と早々に諦めて、プランBの氷見 きときと寿し とやマルシェ のれん横丁へ向かいました。
こちらは、駅の中でも目立たない場所にあることもあり、それほど待たずに入店することができました。
この「のれん横丁」、今回初めて知りました。
ラーメン店などいくつかの飲食店が軒を連ねる、新しくて綺麗な施設でした。
のどぐろ、白エビなど、富山湾の名物5貫盛り。アンド私の回転寿司での定番、小ビール&日本酒。
やっぱりオススメメニューの地物を注文するべきでしょうと思い、「あら」を初めて注文してみました。
▼この画像は「あら」ではなく、「かわはぎ」だったかもしれません・・・
「あら」は美味しい白身のお魚でした。
名古屋の方ではなかなか食べれない高級魚のようで、注文してみて良かったです。
酒のつまみにホタルイカの沖ずけを注文してみましたが、瓶に詰めてあるものとは違う、手作りで新鮮と分かるもので美味しかった。
今回注文した内容。
総額4620円のうち、2000円は県民割の地域クーポン券を使用して、おかげさまでお得に大満足のランチをいただけました~
まとめ
初めての、念願の立山でしたが、本当に本当に綺麗な場所でした!
登山中に撮った動画を友人に送ると、圧巻の景色だとか、CGみたいとか、感想をもらいます。
登山口から頂上までずっと圧巻の景色が見える所って珍しいのでは?と思います。
涸沢とか燕岳とか、ひたすら樹林帯を登って、頂上近くになったらいきなり圧巻の景色が見えるという感じでしたから。
私の数少ない日本アルプス登山経験からは何ともいえませんが。
また必ず行きたい場所です。
登山ができる季節ではありませんが、雪がたくさん残っている季節にみくりが池温泉に泊まって帰ってくるとか、黒部まで通り抜けしてみるとか、次のプランを色々考えています。
#ひとり温泉