そして、3DAYSの最終日、9/30。
夕方から台風上陸ということで、同じ幕張メッセの
隣の会場で開催予定だったTWICEのコンサートは、
前日からだったかな、早々に中止が発表されていました。
私は、急遽、台風に備えて宿泊先を
都内から幕張に変更していたので、
開催される限りは前日の「事前にお酒飲みすぎ」という
自動自得な失態をリベンジするためにも、
参戦する気満々でした。
Xはやっぱり昔の破天荒なイメージもあるし、
多少の嵐でも開催するのだろうという･･･という期待もあり。
前日は銀座のゲストハウスに泊まったのですが、
電車が通常運行している内に、と思って、
午前中のうちに幕張に入りました。
元々、コンサートで物販を購入する習慣がないし、
黒地に薔薇柄みたいなノリはあまり好きではなく、
物販に並ぶ必要はないので、
幕張メッセから徒歩10分ほどのイオンで
お昼ご飯を食べたりと、時間を潰しました。
この日は、15時会場17時開演。
JR東日本からは、18時以降はJR全線運休という
通知が出ています。
主催のウドー音楽事務所のHPをたびたび
チェックしていましたが、なかなか中止とは出ず、
物販会場も普通に開催できそうなくらい
人が集まっていましたので、ちょっと期待していました。
しかし、開演3時間前の14時過ぎになって、
やはり中止の発表がされました →★
前の日のライブには参戦できたものの、
とてもガッカリ。
やり場のない無念な気持ち。
そして、こんな時に限って、
この日宿泊予定のホテルニューオータニ幕張の
宿泊プランは19時から･･･
直前割引でショートステイのプランだから、
2日前に予約しても、何とか泊まれる
価格ではあったのですが。
気づいた時には、幕張の他のホテルは
1泊数万円レベル･･･
海浜幕張駅の駅ビル内にある成城石井や
駅前にあるアウトレットモールに行っても、
18時からのJR運休を見越して、既にクローズ。
従業員の皆さんも電車が動いている内に
帰宅しないといけないですものね･･･
まずい、コンビニすら閉まってしまうかも、と
食料確保のために慌ててニューオータニ近くの
ミニストップに行ったら、幕張宿泊組の人達は
みな同じ考えなのか、人であふれていて、
コンビニではなかなか見ないような混雑振り。
レジの列に並ぶも、これは会計の順番が
回ってくるまでに30分以上かかるのでは？と
思うような長蛇の列。
なんだか踏んだりけったりで、泣きそうでした
そして、とりあえずチェックイン可能な19時まで
ホテルのロビーで待機することとして、
ふと、X JAPANファンの人のブログを見たところ、
X JAPANのメンバーとスタッフはそのまま
幕張に残って無観客ライブが実行されることを
知りました。→★
視聴方法は、Wowowオンデマンドか
ニコニコ動画のYoshikiチャンネルから。
慌ててYoshikiチャンネルに登録をしました。
台風で行き場所もないという事情は重々承知なのか、
19時を待たず、18時くらいにフロントに行ったら
すんなりチェックインさせてくれたので、
チェックインしたら、さっそくワイン、おつまみ等急いでセッティング。
ワインと主たるおつまみは、
成城石井で買っておいた方が良いだろうと、
朝、海浜幕張の駅に着いた時に買って、
ホテルの冷蔵庫で冷やしてもらっておいたのです。
この時ばかりは、最高の晩酌をするためなら
多少の労力はいとわないという自分の
面倒くさい性質に感謝。
そして無観客ライブが始まったのですが、
最初の方はニコニコ動画のサーバーが
ダウン気味で全然つながらず、
一瞬映ったかと思うとまた真っ暗になったりで、
ぬか喜びに終わるのか･･･と絶望的な気分になったのですが、
途中から安定して観ることができました。
もうそこからは、感動して、涙・涙・涙･･･
観ているファンの人達も「号泣してる」
「涙が止まらない」など皆さん泣いていた模様。
この無観客ライブ、その後も、何回見ても
泣いてしまいます。
X JAPANの1997年12月31日に行った
解散コンサート「THE LAST LIVE〜最後の夜〜」。
特にアンコールの最後に
演奏されたこのLast Songは、
解散までの経緯、当時既に洗脳下にあったToshlの
魂の叫びのような歌声、このライブの半年後に
HIDEが急逝して実質Xとしての最後の演奏に
なってしまったこと、YOSHIKIのやりきれない表情、
会場のファンの鳴り止まない悲痛な叫びのような声援･･･
その約10年後にX JAPANが再結成してまた活躍すると
知っていても、胸が締めつけられて、
こちらも何回見ても泣いてしまうのですが、
今回の無観客ライブは、感動や嬉しい涙。
素晴らしい演奏、歌声。ファンへの姿勢。
客席に観客はいないのに、その場にオーディエンスが
いるかのように錯覚させる熱気。
11月にWOWOWでこの無観客ライブが放送される
ことが決定されているのですが、
永久保存したいから、BSアンテナ買って設置して、
10年前に買ったオンボロDVDレコーダーを
ブルーレイレコーダーに買い換えて、
WOWOWを契約するつもりです。←熱されすぎ。
9月30日、ライブ中止が決まって、
I’m walking in the rain
行くあてもなく（from ♪Endless Rain)
海浜幕張周辺を彷徨って、
超割高価格の幕張のホテルにわざわざ泊まる、
なんて虚しいんだ･･･とテンション下げ下げだったのですが、
無観客ライブのおかげで、
本当に良い夜・思い出になりました。
とても救われました。
ありがとう、X JAPAN。
このライブの1ヶ月ほど前から、急激に
X JAPANにハマり出した超にわかファンな私。
この幕張でのライブを観て、
「まぁこんなもんね」と気持ちが落ち着くのか、
はたまたもっとハマるのか、
どっちに傾くのだろう？と事前に思っていたのですが、
もう完全にハマって寝ても覚めてもX状態です。
寝不足になるのでもう少しテンション下げたいですが･･･
そして、最後に一言。
現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」を、
好きな俳優さんである鈴木亮平＆瑛太が
主役・準主役なので観ています。
この前、このドラマを見ていて感じたのが、
このお二人が演じている、
西郷隆盛と大久保利通の関係と、
YOSHIKIとToshlの関係に似ている！
どちらも、実家が近所で、幼い頃からの
幼馴染ですしね。
時代背景も状況も全く違うので、
どちらが西郷さんで
どちらが大久保さんで･･･という当てはめ方は
できないのですが、ボーイズラブという
下世話なものでは当然なく、男の友情と一言で
片付けられるようなものではない、
人間同士の絆のようなもの。
西郷隆盛と大久保利通は、「西郷どん」の
これからの放送では、考え方がすれ違い、
亀裂が生じて、悲しい結末を迎えてしまうと思われますが、
YOSHIKIとToshlは1997年の解散時にそれを迎え、
10年後の再結成時にまた絆を戻している。
もう今後は幸せな状況しかないことを
新参ファンながら祈っています。
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