7/4-7/6の2泊3日で、上高地・奥飛騨方面に一人旅に行ってきました。
平湯温泉を拠点に、大好きな上高地は2日目の午前中に日帰り予定でしたが(毎年のように言っています)
今回、大人気の小梨平キャンプ場のケビンの予約が取れたので、1泊目は上高地に宿泊してきました。
小梨平キャンプ場のケビンB
この4月にキャンプデビューして以来、今まで目に留めていなかったキャンプ場情報に注目するようになりました。
いつも上高地に行くたびに、小梨平キャンプ場のテント群を横目に通り過ぎていましたが、今回、小梨平キャンプ場に宿泊することになり、また新しい上高地を知ることができました!
小梨平キャンプ場は、河童橋からも徒歩5分ほどで、上高地のど真ん中にあるといえます。
テント場は予約不要で、先着順に空いている場所にテントを張っていく形になります。
一方、何種類かあるケビンは、私が気づいた時にはほぼ前日埋まっていて、シーズン最初の予約受付開始時に一瞬で予約が埋まってしまう状況だと思われます。
ただ、ちょくちょくチェックしていると、たまにポコっと空きが出たりします。
土曜日はほとんど動きが無いように思いますが、平日であれば空きが出て、すぐにまた埋まったりしています。
たまたまチェックした時に、旅程1泊目の7/4(金)に一番廉価なケビンBの空きが出ており、「えっ、ほんと!?見間違い!?」と思いながら、即予約したのでした。
大人数用の1泊3万円くらいの高いケビンは空いているのは見かけたのですが、その価格出すくらいであればホテルに泊まった方が良いという感じで、一番廉価なケビンBは、この日の宿泊料は1人宿泊だと7000円でした。宿泊料が高い上高地では破格の価格だと思います。
過去に上高地に宿泊したことは2回ありますが、1回目は上高地バスターミナルから2時間ほど歩いた所にある、山小屋の区分になる徳澤園の大部屋で2食付きで14000円ほど、2回目は松本市の市営で他の上高地のホテルより若干廉価な上高地アルペンホテルの二段ベッドのハイカー向け大部屋で2食付きで15000円ほどでした。
素泊まりとはいえ、1人で宿泊しても7000円とは、かなり破格と思えます。
あくまでもキャンプ場のキャビンなので、手厚いサービスや施設状況では無いですが、不便なのがトイレが外にあり共用なくらいで、あとは電源もあり、普通のホテルと大差ない環境です。
ということで、ケビンBについて紹介します。
上高地のシンボル・河童橋を通り過ぎ
そのすぐ近くの今日も清い流れの清水橋を渡り
小梨平キャンプ場にやってきました。
いつも上高地散策でテントサイトの中を通り抜けていますが、施設内に入るのは初めてです。
向かって右手側にあるのは、受付や大浴場のある建物。
お風呂は外来入浴もできます。
向かって左側は食堂と売店のある建物になります。
食堂は、夕食はケビンのキッチンで自炊したため、チェックイン前にランチで利用しました。
揚げ物は終了していた時間帯だったため、山菜そばを注文しました。予想よりもどっさりと山菜が入っていて嬉しかったです。
窓側の穂高がのぞめる席でいただきました。
売店には全ての材料が手に入るくらい何でも揃っていましたが、詳しくは後ほど・・・
受付でチェックインの手続きを済ませた後、鍵、シーツ、懐中電灯の一式が入ったカゴを持ってケビンに向かいます。
ケビンBは下記案内図だと左上あたりで、一番奥の場所にありました。
受付の建物から、河童橋方面とは逆方向に行くとケビンが建ち並ぶエリアになります。
奥側が宿泊したケビンで、手前はトイレの建物です。
ケビンBはトイレ共用なのでトイレを挟むようにたっていますが、その分、すぐ近くにあるので良かったです。
一つの建物に5室あります。
ケビンの玄関。
入った所にクロックスのようなサンダルが常備されています。トレッキングシューズは脱いだり履いたりが面倒なので、トイレに行く時に便利です。無ければ持参しようと考えていたので荷物が減って助かります。
ケビンBの間取り図です。
玄関入ってすぐはキッチンです。
扉や引き出しを開けると、調理道具や食器がセットされていました。
炊飯器もあり一通り何でも揃っています。
無いのは冷蔵庫くらいというところでしょうか・・・
でも、サーモスのソフトクーラーボックスを持参して行きましたが、昼過ぎと夕方の2回、売店で購入した氷を投入しておいたところ、翌朝でも氷が4/5くらいは残っていたので、クーラーボックスで十分保冷できると思います。
台所と部屋の間にはドアがあります。
部屋は和室です。
テレビと暖房器具もあります。
季節的に暖房器具は使用しませんでしたが、売店で灯油を購入して使用するようです。
7月上旬でも夜は肌寒かったので、春や秋は暖房があるのはとても助かりそうです。
ケビンの窓からの景色。
ケビンによっては人通りが気になるようですが、宿泊した1番奥のケビンまでは誰も来ないため、人目は全く気にならず、カーテン開けっぱなしでも問題ありませんでした。
すべて現地調達可能!充実の売店
チェックインした後は、周辺散策も兼ねて、キャンプ場の売店や河童橋周辺のホテルの売店へ食糧調達へ。
小梨平キャンプ場の売店
まず、キャンプ場の売店は、コンビニ以上スーパー未満という噂通り、何でも揃いました!
売店全体
定番のカップラーメンや
お菓子
ガス缶
冷蔵コーナーには、野菜類や豆腐、納豆もあります。
画像にはありませんが、卵も1個ずつバラ売りされていました。
冷凍コーナーにはお肉が。
量は150gのものが多かったと思います。
氷もこのような形で販売されています。
お米、お餅、パスタなど炭水化物系は、1合分など一食分に小分けして販売されています。
鍋キューブもバラ売りされていて心にくい。
また、醤油や油など調味料も小分けやミニサイズで販売されています。
ビール、日本酒、ワインなどアルコールもかなり充実。地酒や塩尻のワイナリーのものなど長野のものも多く揃えられていました。
売店で販売されているものだけで何でも作れてしまいそうな勢いでした。
しかも、お山の上価格ではなく、平地と変わらない価格で、ありがたい限りです。
周辺ホテルの売店
河童橋の近くにある五千尺ホテルやホテル白樺荘の売店にも行ってみました。
白樺荘はスイーツがとても美味しそう。
信州ならではの、おやきもあり。
五千尺ホテルは、オツマミに良さそうなものがありました。
こうして完成したご飯は・・・
食材が揃ったので、ケビンのキッチンで夕食の準備をしました。
メニューは、朴葉味噌です。
こちらは加熱前▼
朴葉味噌は平湯温泉行きのバスに乗り換えをした高山駅近くのお土産屋三で購入していました。
朴葉味噌を焼くときはアルミホイルを下に敷くことが必須なので、小さく切ったアルミホイルも持参していました。
それ以外はキャンプ場の売店と周辺ホテルの売店で揃えました。
上高地では販売されていないと思って高山で購入していましたが、朴葉味噌のセットも五千尺ホテルの売店に売っていました。飛騨牛関連の商品も多かったですし、長野と岐阜両方の名産品が揃っていました。
加熱後▼
売店で購入したしめじを余らせてはいけないと全部投入したのですが、しめじから出た水分で味噌が大分薄まってしまいました💦
枝豆はキャンプ場の食堂でテイクアウトしました。
お肉は、五千尺ホテルの売店で購入した鹿肉のスモーク。
お酒もキャンプ場の売店で選び放題。
朝ごはんは、パックご飯とレトルトカレーを湯煎で温めてカレー。
晩御飯で食べきれなかった枝豆を投入。
しめじも一部はカレー用に使えばよかったと後悔。
上高地で夜営業している飲食店はないので、家と変わらないくらいの環境であれこれ買って作れるのはありがたいことです。
キャンプ場の下見
いつか小梨平キャンプ場でテント泊してみたいので、今回、キャンプ場の方も色々見てみました。
そして、やっぱりテント泊してみたい気持ちが強まりました。
まず、キャビンは森の中にありますが、テント場は川沿いの場所はかなりの絶景でした。
川沿いのテント場にあるベンチから見た景色です▼
梓川越しの穂高連峰は、河童橋周辺では人混みの中から眺めることになりますが、こちらからはゆったりと心ゆくまで眺めることができます。
そして、2020年の熊被害のことが気になっていたのですが、その詳細が掲示してありました。
被害に遭われた方のテントは森に近い場所でした。笹薮から現れたとどこかで見かけましたが、梓川に近い方は笹薮がなく、テントも多いので、何となくこちらの方は大丈夫なのでは?と思いました。キャンプ場で笹薮を刈り取る対策もされています。
もちろん、絶対大丈夫とは言えないので自己責任になりますが、私は現地を見てみて何となく不安は払拭されました。
今年は難しいので、来年あたりテント泊してみたいです(まだキャンプ続いていれば)。
次回以降の記事は、徳沢までの上高地散策や、平湯温泉、高山散策についての予定です。