香港3日目。
この日のメインは、レパルスベイへのトレッキングと、香港ならではのルーフトップバー&火鍋です。
まず、朝ご飯は、Iさんに中華式朝食をリクエストして、昨晩行った翠華餐廳(チョイワーチャンテン)Tsui Wah Restaurant のライバル的ファミレス的お店の太興の中環店へ。
麺とミルクティーだけかと思いきや、トースト&エッグまで来ちゃったからビックリ。すごい組み合わせ。
トーストには別添えで、ホイップバターのパックも付いてきました。
日本では今やバターは高価だから、こういう廉価なお店ではマーガリンやバター風スプレッドが鉄則ですが、本物のバターでした。
麺は、米粉の麺でグルテンフリー強化中の身には嬉しいし、少しピリ辛スープで美味しかったです。
腹ごしらえをした後は、中環のバスターミナルから、6番の路線バスに乗ってトレッキングスタート地点に向かいます。
以前、Iさんから、香港ではトレッキングが盛んということを聞いて、高層ビルばかりのイメージからかけ離れていて驚きましたが、実は、都心部のすぐ近くを山が取り囲んでおり、その向こうには海が控えているという自然豊かな場所なのです。
リンク: 香港で楽しむハイキング
コース案内の和訳を下記に掲載しますが、日本語にしても分かりくい状況ではあります
8.5km – 所要時間:2.5時間 – 難易度:中程度
登り標高差:392メートル – 下り標高差:617メートル – 最高点:429メートル
Parkview Mansionsでトレイルを開始し、左側にある橋で反対側へ渡って、Wilson Trail ステージ2に入ります。
Jardine’s Lookoutに到着すると、Mount Butler、Mount Parker、Tai Tam渓谷の素晴らしい景色を眺めることができます。
香港トレイル ステージ5に沿ってQuarry Gapへと進み、約1時間でMount Butlerに到着します。
右折してMount Parker RoadのHong Kong Trail Stage 6に入り、Tai Tam Upper Reservoirまで進みます。
ダムの終わりで左に曲がり、Tai Tam Reservoir Roadに沿って進んでください。この道は風光明媚なTai Tam Waterworks Heritage Trail沿いです!
Tai Tam Intermediate 貯水池に到着したら、右に曲がって貯水池の東岸に沿って歩きます。
Tsin Shui Wan Auでまっすぐ進み、HKインターナショナルスクールへの緩やかな上り坂の砂利道に入ります。
South Bay RoadからRepulse Bay Roadまで進むと、バスに乗ることができます。
セントラルから出発地までの所要時間は30分、復路も30分です。
☆トレッキングの出発点
Wong Nai Chung Gap RoadとTai Tam Reservoir Roadの交差点。 Hong Kong Parkviewへの道を上ります。
☆往路の交通手段
中環バスターミナルからレパルスベイまでの路線バス66番。 Shellガソリンスタンド近くのWong Nai Chung Roadで下車します。
☆トレッキングの終点
レパルスベイタワーズ、レパルスベイロード
☆復路の交通手段
中環バスターミナルへの路線バス260番
・・・ということで、中環から30分ほどバスに乗り、Wong Nai Chung Roadで下車します。
近くにShellのガソリンスタンドがあり、小さなコンビニ風の売店が併設されていて、ここで飲料や食べ物を購入することができます。
トイレはトレッキングスタート地点のWong Nai Chung Reservoir公園管理事務所のような建物にあります。
今回のコースのみの特徴なのかもしれませんが、香港のトレイルコースの印象を。
まず、いわゆる「つづら折り」(※下記イメージ参照)と言われる道が全くなく、
そのため、登りはなかなかキツイです。
そして、標高500m弱のようですが、樹木は低木がほとんどです。
日本だと、本州中部の日本アルプスでは2500mくらいから上が森林限界を超えて、低木の樹林帯となりますが、香港では250mくらいから森林限界のような状況になるようです。
調べたところ、火山噴火による火成岩からなっているため岩が多いことと、第2次世界大戦で森の大半が焼失したことによるとか・・・
そのため、低木ばかりで見晴らしが良すぎる中、階段で一気に下るという感じで、下記の場所では高度感がすごくてスリルを感じました。
随所で見られる景色も香港ならではです。
スタート地点からひたすら登り終わって、振り返ると見える風景。
山の向こうには高層ビル群の摩天楼が!
中央右の岩には人が立ってます。
こちらを拡大すると ↓
香港は緯度が日本より大分と南なので、樹木がジャングルのようですが、そのジャングルの岩の上にハリウッドスターかと見まごう、ナイスなスタイルの欧米人カップルがワイルドに立ち、でもその奥は摩天楼で、なんだか合成写真のようです。
ゴールのレパルスベイ近くになってくると、一転して、海の景色です。
海のすぐ近くに高層ビル(マンション)というのも、これまた香港っぽい。
下山してレパルスベイに到着。
リゾートっぽい雰囲気の高級住宅街で、欧米人の住人が多いそうです。
ランチはこの中にあるイタリアンのお店でピザをテイクアウトしました。
近くのセブンイレブンで買ったビールをお供に、ビーチでピクニック気分でピザ食べました。
日本の秋くらいの気温でしたが、天気がすごく良くて、泳いでる人も1~2人くらいはいました。
Iさんが夏にレパルスベイにトレッキングした際は、水着持参で最後は海水浴で〆たとか。
日本の登山だと、最後に温泉で汗を流すのが定番だったりしますが、最後に海水浴で汗を流すというのは、これまた香港ならではです。
しばらくビーチでぼ~っとした後、有名な「ザ・レパルスベイ」の建物の目の前にあるバス停から中環へ戻りました。
この「ザ・レパルスベイ」、建物の真ん中に穴があいています!
香港始め、中華圏では風水がかなり重要視されていて、その影響が建物にも色濃く出ていたりするのですが、「ザ・レパルスベイ」はその代表的なものと言えます。
この穴は、山側からの龍脈(気の流れ)を海に通すためのものだそうです。
ここに何室も作れただろうに、その徹底振り、すごいです。
山を越えてのレパルスベイへのトレッキング、2時間ほどの所要時間で、登りはひたすら階段が続くものの長くはなく高低差もさほど大きくなく、ほどよい強度のコースで、実質2日間の滞在で詰め込み気味スケジュールの旅行者にもキツくはなく、香港らしさも随所に感じられ、とても良いコースでした!
今回歩いたコースは、大まかではあるのですが、大体下記の青い線のルートです。
島の約半分歩いた?という感じで、こうやって見ると、香港島って小さな島
なのだなと感じます。
この日は、一旦、Iさん宅に戻ってシャワーを浴び、夕方から再度、ルーフトップバーと火鍋のお店に向かいました(つづく)
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