C’est beau la vie.  Life is Beautiful.  人生は美しい。

香港旅~戯曲センターと現代美術館M+(エムプラス)~

11/17-11/20と3泊4日で香港へ行ってきました。

1日目と4日目は日本⇔香港の移動だけで終わっていますので、香港滞在中の2日間は以下のような感じです。

11/18(土) DAY1
香港からフェリーでマカオへ日帰り旅行予定でしたが、パスポート残存期間が足りず、マカオで入国拒否され香港へ強制送還。香港へ戻り、遅めの飲茶ランチして、夕方からビクトリアピークへNight Hikeへ。その後、アシュレー・サットンによる最新Bar「Maggie Choo’s Hong Kong」へ

11/19(日) DAY2
飲茶ランチして、美術館のM+へ

香港旅最終回の今回は、美術館のM+についてです。

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戯曲センター

香港3日目。
湾仔からスターフェリーで尖沙咀へ。

尖沙咀に着いてからは、ハーバーシティーのショッピング街をひたすら北へ。

上の画像のようなブランドショップに挟まれた通路が、いくつかのショッピングセンターをつなぐようにして延々と500m以上続いていて、バブリーすぎて圧巻でした。
中国大陸からの観光客が、端から端まで爆買いしていくとか。

この通路を出てしばらく歩くと最初の目的地、戯曲センターに着きました。

広東オペラや戯曲の劇場なのですが、演目を観にきた訳ではなく、建物が見てみたかったのです。

日本ではあまり見ないような装飾で、一見の価値ありな建物でした。

現代美術館 M+(エムプラス)

次にアジア最大級の現代美術館 M+(エムプラス)へ向かいました。
戯曲センターと同じ西九龍文化区にあり、地図を見る限りは、公園内をのんびり歩いたらM+にたどり着くのかも・・・と思っていたのですが、どうもそんな様子はなく、普通の道路を遠回りで行かないといけないようだったので、路線バスで行きました。

M+に到着。

1Fにはモダンなミュージアムショップが。

建物の内部も広々としたスタイリッシュ空間が広がっています。

海の向こうに香港島をのぞむ立地で、景色が素晴らしい!

そのため、館内のカフェでドリンクを購入して、しばらく外でこの景色を見ながら休憩しました。
外ではちょうど音楽イベントもやっていて、アコースティックの演奏もしていて、チル感最高。

草間彌生コラボのカップスリーブ!

展示を見るかどうかは決めていかなったのですが、草間彌生さんの作品の展示もされていたので、チケット購入して観ていくことにしました。
2023年5月までの半年間、「Yayoi Kusama:1945 to Now 」という草間さんの大規模展覧会が行われていて、その一部がまだ展示されていたようです。
ミュージアムショップにも草間彌生さんのグッズは多数販売されており、草間さん自身をキャラクターにしたキーホルダーを5~6個まとめて買い物カゴに入れてる人もおり、香港でも大人気なんだなぁと感じました。

この黒白の水玉模様の展示にも

行列ができていて、とりあえず並んでみました。

行列の先には鏡張りのドアがあり・・・

光り輝く水玉の世界に人が吸い込まれていきました(笑)

一組ずつこの空間に入るようになっていて、私たちの番が回ってきました。

異空間な水玉の世界に迷いこみました。

楽しすぎる、草間彌生の世界!
現代アートは難解すぎて苦手なものもあるけれども、草間さんの展示はほんと夢があって楽しい。

草間さんの展示を見た後は、常設展へ。
スイス人コレクターのウリ・シグという方がM+に寄贈したコレクションが展示されています。

日本の戦時中の軍国主義のような絵がいくつもあり、このFIGAROの記事に良い表現があったのですが「政治的なプロパガンダとポップカルチャーを組み合わせた”ポリティカルポップ”」。

madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)

コロナ禍での閉塞感が緩まったいま、新しい景色や体験を求めて旅に出たいなら、次の旅先を決めるときにぜひ知ってほしいのが、ア…

私は、ちょっとこれはどうなの!?と眉をひそめる感じだったのですが、Iさんはこういう作風の絵にすごく興奮していて「私はやっぱり中華が好きだわ!今度またゆっくり見にくる!」と言っていました。
さすが、香港に移住するだけのことはあります。
政治的な感じのものに驚いてしまったものの、これは中華圏の香港でしかなかなか見られない作品達だと思うので、M+へ行く価値もあると思います。

もちろん、常設展は”ポリティカルポップ”なものばかりではなく、様々な展示があります。
もう一つ見たのは、アジアの現代デザインと建築を集めた展示でした。
こちらは、昔のパルコの広告ポスターや日本人デザイナーの家具などもあり、すんなり受け止められる感じでした。

こちらには、東京・新橋駅近くにあったすし店「きよ友」を丸ごと移設した展示もあります。
世界的デザイナーとして知られる倉俣史朗氏が内装などを手掛け、経営難で閉店した後、M+が買い取ったということです。

香港で、日本に実在した寿司店を見る・・・ なんだか不思議な感じでした。

18時の閉館時間近くとなったため、外に出たところ、暗くなり始めていました。

みるみるうちに陽が落ちていき、香港島の美しい夜景が現れました。

尖沙咀から見る夜景が有名ですが、同じような位置からになるため、M+や穴場の夜景スポットかもとIさんが言っていました。

以上で、今回の香港旅行記は終わりです。
マカオでの入国拒否という波乱の幕開けでしたが、それもある意味貴重な経験となったことと(もちろん反省点もありますが)、残りの1日半で香港のまた新たな面を見れて楽しめて、満足でした。
政治的にも色々ありましたが、相変わらず大都会でエネルギーに溢れ、西洋とのクロスカルチャー感が唯一無二な街でした。

 

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