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【和歌山県新宮市】神倉神社 御燈祭り(女性目線)

2月6日に念願の和歌山県、新宮神社の御橙(おとう)祭りを見に行ってきました。

2年近く前に初めて熊野速玉神社とその摂社である神倉神社に参拝した時に、熊野速玉神社の境内の掲示でこの御橙祭りを知り、2000人の男性が、あの急な階段を松明を持って一気に駆け降りるの!?!?!?とその掲示を2度目する位驚いたのでした。

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それと同時にいつか必ずこのお祭りを見てみたいと思いました。
お祭りに対してこんなに強く見てみたいと思ったのは初めてかもしれません。

御橙祭りは女人禁制で、松明を持って駆け降りる「上り子(のぼりこ)」として参加できるのは男性のみになります。女性は麓から見ているのみになりますが、それでもこのお祭りの雰囲気を肌で感じることができ、見に行ってとても良かったと思っています。
今回は、女性目線からの御橙祭りの楽しみ方についてご紹介したいと思います。

御橙(おとう)祭りは毎年2月6日に行われます。
今年2026年の2月6日は金曜日でした。来年2027年は土曜日、翌年2028年は日曜日になりますので、あと数年は見に行きやすい日程となりそうです。

私の2月6日当日のスケジュールは下記のような感じでした。

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名古屋を出発して12時前には新宮に着いたのですが、上の画像にあるように、慌てて電車を降りたため、リュックを席の上の棚に置き忘れてきてしまいました💦
そのため、旅のスタートは紀伊勝浦駅までリュックを引き取りに行くことから始まりました・・・

でもまぁついでに紀伊勝浦で、お気に入りの「めはり寿司ニ代目」で、マグロとめはり寿司のランチを食べながら日本酒も飲めて、結果的には良かったのですが。

あと、今回も南紀フリーきっぷで行ったため、新宮から紀伊勝浦への往復もこのフリー切符でカバーできました。このきっぷのおかげで熊野方面に気軽に行けます。

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そのため、新宮での御橙祭り見学は15時30分からスタートでした。
全て見たいと思っていたところは回れましたので、これくらいの時間からのスタートでちょうど良さそうです。

また、上記のスケジュールでは、合間合間に「宿で休憩」と言うのが入っていますが、今回宿泊したゲストハウス Fukurokuさんは、どの場所へも徒歩20分以内で行けてとても便利な立地でした。
この日は例年より暖かかったので良いのですが、真冬の時期になりますので、昼から夜までずっと外にいるのもなかなか大変かと思います。

当日のスケジュールは、新宮市観光協会のインスタに掲載されていたスケジュールや見所ポイントを参考にしました。

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阿須賀神社

まず最初に阿須賀神社へ向かいました。阿須賀神社は、お祭りの参加者「上り子(のぼりこ)」は神倉神社へ登る前に三社巡りをしますが、そのうちの1つです。

その道すがら、気になっていた徐福公園へ寄りました。

新宮は徐福上陸の地と言われており、公園内には徐福のお墓もあります。

徐福は、秦の始皇帝の命で、東方海上の三神山にあるという不老不死の仙薬を探すため、熊野の地に辿り着きました。
その目的地が蓬莱山だったそうで、阿須賀神社はその蓬莱山の麓に鎮座しています。

阿須賀神社へ向かう途中も多数の上り子さん達を見かけましたが、

阿須賀神社にはもっと多数の上り子さん達が集結していて圧巻でした。

小さな男の子たちも多く、同様に白装束に荒縄を巻いていてとても可愛かったです。この地域の男の子たちは、たくましく育ちますね。
ニュースで1歳の息子さんをずっと抱っこして参加された方を知りました。すごいですね・・・

ちなみに、こちらは新宮駅前の観光案内所に展示されていた上り子さんたちの服装です。

熊野速玉大社

次に、18時頃からの大松明の神倉神社への移動を見るために熊野速玉大社へ向かいました。こちらにはより多くの上り子さん達が集結していました。

上り子さん同士がすれ違う際は、「頼むでー」と言いながら、下の画像のように松明を合わせます。

境内にはどんどん人が集まってきました。

お酒が結構入っているのか、すでにテンションがぶち上がって荒ぶってる方達もいらっしゃいました。

こちらは、神倉神社まで大松明を運ぶ、浸食さんと介錯 ( かいしゃく )の方々です。

介錯 ( かいしゃく )は祭の進行を司っていて、速玉大社のエリアの町内会の方々が務めるようです。背中に「神」と書かれた白い法被を着ています。

大松明が運ばれてきて、

お祓いなどが行われた後、神倉神社に向けて運ばれて行きました。

大松明を運ぶ一行は国道42号沿を進んでいきました。もう1本西の細い道の方が風情はありそうですが、現代的な風景をバックに運ばれていきました。

御燈祭り 下り龍

一旦宿に戻り、新宮駅前の徐福寿司でテイクアウトした「さんま姿寿司」で夕食としました。

19:45頃から始まる上り子さんの松明への点火、その後20時頃から上り子さん達が一気に駆け降りる「下り龍」の様子を見るために、19:30頃に神倉神社を正面に見渡せる場所にやってきました。

地図だとこのあたりです。

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1番に下りてきた上り子さんを迎えるなら神倉神社鳥居前の神橋で待機するのが良いのでしょうが、初めてにつき、松明の火で下り龍になるところも見たいため、まずは全体が見える場所に行き、その後に神橋の方に移動することにしました。

神倉神社はこのように山の上にあります。

19:40頃からじょじょに松明の灯りが広まっていきました。

20時になると、山の方から一際大きな歓声が上り、上り子さん達が一斉に下り始めました。
こちらの動画、途中ボケボケになったりしていますが(夜はピントが合いづらい💦)、先頭の上り子さん達のスピードに「早い、早い、はやっ」と周囲から声が上がっています。

開始とともに法螺貝を吹く音が鳴り響いています。威勢の良い声も聞こえてきます。

次に、下りてきた上り子さんを迎えるために神橋の方に向かいました。

神橋の近くはたくさんの人がいて、近くまで行くことはできませんでした。

鳥居近くで混み合って前に進んでいませんが「わっしょい、わっしょい!」と威勢の良い声が常に聞こえてきました。

神橋から道の両端に、女性を中心に多数のお迎えの人が並んで、その真ん中を下りてきた上り子さん達が通っていきます。

お昼から三社参りして、寒空の下、松明の火に燻されながら待機して、あの急な階段を一気に駆け降りる・・・ いや〜皆さま、本当にお疲れ様でした。カッコ良かったです。

あの急な階段を駆け降りて怪我人は出ないの??と思うのですが、一気に駆け降りてくるのは先頭集団のみで、後ろの方はゆっくり歩きながら下りてくるようです。そのため、お子さんも安心して参加できるようです。

これで見学を終えて宿に戻りましたが、上り子さん、迎えに来たご家族、観光客など入り混じりながら、お祭りの余韻に浸りつつ帰路についていました。

翌日の神倉神社参拝

お祭り当日は上り子さんや関係者しか神倉神社まで上がることはできませんが、翌日は参拝することができました。
神倉神社は今まで行った神社の中でもトップクラスにインパクトがあったので、ぜひ今回も参拝したかったのです。

お祭り翌日ですので、ぜんざいが振る舞われていたり

鳥居前で儀式が行われていたり

TVクルーがいたりしました。

そして、大勢の地元の方が清掃活動をされていました。朝早くからお疲れ様です。

神倉神社に初めて登った時は、急な階段のことが心配で、幾度となく事前にネットで情報を漁ったりしていましたが、今回は2回目で大体どんな感じなのか分かっているので気軽に登り始めました。
前回、心配し過ぎていたせいで、途中からは階段が緩やかになって思ったより短時間に登れたという印象があったので・・・
でも、やっぱり最初の階段の急激さは怖いし、一気に登ると呼吸も苦しかったのでした。

この上り始めの鳥居からの景色は、やはり圧巻です。

階段の上から見たところ

途中から少し緩やかになります。

社殿のところまで来ると、清掃の方達、TVクルー、観光客と多数の人がいました。

やはり、ご神体のゴトビキ岩の迫力は格別。

拝殿からの景色も変わらず美しい。

たどり着くのが少し大変ですが、礼拝所の方にも行きました。前回、巨石はゴトビキ岩だけなのかと思ったら、他にも巨石がいくつかあったので驚いたのですよね。

今回、この場所で清掃活動をされている地元のおじいさんがいらっしゃったお陰で、この礼拝所のお参り方法が分かりラッキーでした!
左のゴトビキ岩と右の巨石を両方を触りながらお祈りすると良いということです。

まとめ

念願の新宮の御燈祭り、神聖さと熱気が入り混じり、最高でした!
女性で麓で見ているだけの私でもとてもわくわくしたので、男性で実際に参加して、神倉神社周辺が松明の灯りで埋め尽くされ、荒ぶる上り子さん達が駆け抜けていく様子を目の前で見ることができたら、すごく感動するだろうなぁと思います。
今回とても男性が羨ましかった。
ワンチャン、女性でも参加できる??と思って調べたけれども、やっぱり女人禁制は厳密に守られていました。

本当に御神事という感じで、地域の平定だけでなく、世界平和にも貢献しているに違いない!と思いました。
上り子さん、神職や介錯 ( かいしゃく )の方々、清掃や上り子さんへの振る舞いなどで支える地域の方々、この素晴らしいお祭りの伝統をつないでくださって、本当に感謝しなければと感じました。

前回神倉神社に参拝した際の記事でも紹介した動画になりますが、実際に御燈祭りを見学してみて、この数年前の動画が簡潔ながらも、今回見学できなかった極寒の海での禊、男性しか見ることができない神倉神社の山頂付近の様子、麓で待つ女性達の様子など様々なシーンが見れて秀逸だと思いました。あと、ちょいちょい出てくるちびっこ君たちが可愛すぎです・・・

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